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おじいちゃんの蓮根を守る!その想いから農家に転向した兄弟が生み出す、こだわりが詰まった蓮根


「おじいちゃんが成しえなかったことをしてあげたい。その想いで今も蓮根を育てています。」

そう語ってくださった出品者の田中さん。

今回、取材をさせていただいたのは、大分で蓮根を育てている田中さんご兄弟。
元々は、お二人ともモノ作りが好きで、アーティスト活動をされていました。

お爺様が亡くなられたことがきっかけで一転。

お爺様が栽培されていた蓮根の種を引継ぎ、ご自身たちで湧き水の出ている場所を探し
畑を作るところからスタートされました。

なぜ、アーティストから農家だったのか。

お話を伺うと、

「最初は、農家になるつもりはなく、祖父の遺産だと思って、
自分たちが食べられる分だけ作れたらいいとスタートしました。」
とのこと。

「僕たちが子供の頃は、小川が流れて、春には蝶々が飛び、菜の花が咲き、
夏はセミが鳴き、秋にはトンボが飛んでいた。
そんな中で育ってるので、元々植物を育てること、眺めることが大好きだった。」

「でも、都会に変わった。
祖父の畑の周りも変わった。

失われていく自然環境を守りたい。
何かできることはあるかな。
そう思って始めました。

最初は雑草がボーボーに生えているところを整備するところから。」

「当時は、蓮根に品種があることも知らず、当たり前ですが、蓮根の作り方も知らなかったです。
実際やり始めてみて、正直、最初の印象は『大変だな、蓮根で食べていくのは無理だな』と思いました。

2、3年経っても、雑草に負け、なかなか数が広がらない・・・。

自分たちが食べられる分をと考えていましたが、
右往左往しながら、勉強していくうちに蓮根づくりにはまりました。

でも、元々モノづくりが好きでアーティストをしていたでしょ。
蓮根栽培もモノづくりなんです。

蓮根には意思があるんだって思いました!
機嫌があるんです。
生きているのを感じる。

だから、答えは明確でした。」

蓮根が成長したいように成長させてやるんです。

なかなか苦労しましたが、4年後出荷体制が整いました。」

農薬や肥料は使おうと思わなかったのか?

「本当に育ちが悪い畑の一部に、一度だけ有機肥料の発酵鶏糞を入れたことがあるんです。
そうすると多少収穫量は増えたんですが、翌年不作になったんです。
そこからは使用を考えました。

それに、肥料を使っているものと使ってないものを食べ比べたときに、
使ってない方がおいしいと感じたんです。
それは、土壌の生態系を乱すから、蓮根の味も変えてるのかなと思っています。

農家の多くが肥料を入れる理由は、
窒素・リン酸・カリウムといった栄養素を与えるため。

でも、僕たちの畑は、湧き水がある。
山から湧き出る水、そして落ち葉。
これらが、腐葉土やミネラルといった「山の恵」を畑に運んでくれるんです。

そこから、新しい畑を耕すときだけ、
ミネラルである草木灰を必要最低限使用することに決めました。

自分たちが食べられるように、というスタートだったので、
不必要なものはいれず、自然の力で育てたかったんです。」

「これまで、猛暑で不作だったこともあります。
雑草のハト麦が押し寄せたこともあります。

それでも、農薬も化学肥料も使う必要性を感じていません。」

そして、農薬や肥料へのこだわりだけではなく、育成へもこだわっているお二人。

蓮根づくりへのこだわり

「まず、雑草が生えにくいように、しっかり耕すこと。
それを冬と春にする。

そうすると、雑草の成長が抑えられるんです。

6月までは草むしりと水路の掃除、周辺の草刈りです。
6月からは、畑に入らないようにしています。

それは、蓮根の芽を踏んでしまうから。

そこからは、蓮根を信じるだけ。

そして出来上がった蓮根は、渋抜きをせず、
外皮の赤や黒の色合いをそのまま商品として出します。
よく市販で見かけるものは、渋抜きをして、白くして出荷されています。
でもこの渋抜きは、蓮根の呼吸を止めているようなもの。
鮮度が落ちたりするんです。

なので、うちは渋抜きをせず、そのままを使います。

あと、うちが他の蓮根と違うのは、深い土の中で育てるという点。

他の多くは、水が50㎝、その下に土が10㎝という池のような環境で育てるのに対して、
うちは、水が10㎝、土が50㎝と反対。

さらに、うちの蓮根は、「備中種」と言われる品種で、
一般にスーパーで見かける「だるま」という品種の蓮根より深くに生息します。
だいたいだるまが、地下20~30㎝に育つところ、
うちの備中種は40~50㎝。

この作り方だと、水の部分より、土の部分が深いので、土に含まれる水分が少なくなります。
蓮根が水分を吸収しすぎて味が薄まることがないので、味がギュッと詰まった蓮根になるんです。」

こだわりが詰まった乾燥蓮根と蓮根珈琲を買う

掘るときは全て手作業

うちは重機を入れないんです。
全て手堀りで収穫しています。

土の中の微生物の生態系を守りたいので、
土の構造を変えないようにと考え、
祖父から受け継いだガンヅメとヌキで掘っていきます。」

え!蓮根の収穫は冬場ですよね!?

「そうです。正直、手で掘るのは大変です。
人手も必要になってきますし。
でも、僕たちは、自然を壊したくないし、
美味しい蓮根を食べてほいしので、手で掘ります。

今回も出品させていただくのは、
安定して皆さんの手元にお届けができるように、蓮根を乾燥させました。
乾燥させることで、日持ちするだけでなく、うまみやミネラルも凝縮されます。」

「また、肥料を使わず育てているから、えぐみが変わる。
えぐみが少なくなるんですよ。

特にお子様がそれを感じられて、
蓮根嫌いのお子様でも喜んで食べたというお声はよくいただきます。」

他にどんなお声が多いですか?

「他にも、食べて感動してお電話を頂くケースが多いんですが、

蓮根の概念が変わった!
蓮根ってこんなにおいしかったと初めて知った!
また買いたい!

というお声が多いですね。

蓮根珈琲に対しても、
豆乳を足すと、砂糖なしでもほんのり甘くなって美味しい!
妊婦でもカフェインが入っていないので、安心して飲めるからうれしい!

というような声をいただきます。」

「おいしいから!」で選んで食べてほしい

今後の目標はあるんですか?

「本当においしかったら、オーガニックや自然栽培が広がっていくと思う。

僕たちは、単に「オーガニックだから」「自然栽培だから」ではなく、
「おいしいから!」で選んで食べてほしいんです。

そして、もっと多くの人にこの蓮根を食べてもらって、
海外にも広めていきたい。

祖父が始めたきっかけは、家族のため。
家族を守りたい想いがあって始めました。

そんな祖父がいたから、今の僕たちもいる。

だから、そんな家族を支えた祖父が成しえなかったことをやりたい。
祖父を超えたいなと思っているんです。

そうすることが最大のおじいちゃん孝行かなと。
おじいちゃんに恩返しをするために・・・」

こだわりが詰まった乾燥蓮根と蓮根珈琲を買う

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