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ハーブを通して社会問題を解決。より豊かに、より幸せに。


ハーブを通して社会問題を解決。より豊かに、より幸せに。

日本で一番伝統工芸が残っていると言われる金沢の町に自社のハーブ農園を構える出品者の澤邊さん。

元々石川出身の澤邊さんは愛知の農業法人で米や野菜の生産方法を学んでいた。
奇跡のりんごで一躍有名になった木村さんの「りんごの栽培塾」の2期生として、
お金をかけずに自然を生かした自然栽培を学ぶ。

貧困問題を目の当たりにし、ハーブを用いた社会問題解決に挑戦


そんな澤邊さんがハーブ農園を始めた理由に、
学生の頃にバックパッカーで世界を旅した時に目の当たりにした出来事が原点にあるという。

「アンコールワットに行った時、観光客を目当てにまだ小学生位の子供が物乞いにくる。
中には足がない子がいたり
して、目の前にいる幼い子供達は
教育もまともに受けられずに働いて今この瞬間を生きていて。
日本に帰って来た時にもその出来事が脳裏に焼きついていて、
自分も自国で社会に対して何かできないかなと考えていたんですね。」
と当時の出来事を話す。

「そこにどうにか農業だったら自分でもできるんじゃないか、という考えが浮かんだんですね。
土地さえあればどこでも始めることができるのが農業なので。」

その考えが具現化され、事業譲渡でハーブ農園を2017年の5月に開業。

「並行して、福祉事業所から農業と福祉を繋ぐ「農福連携」のお話をいただき、
既にあったハーブ園の事業を譲渡する形で開業しました。
手をかけないといけないところで価値を作って、
彼らの仕事として生み出すことができたらいいなと思いまして。
環境に恵まれ、新しい製品を生みだせる状況だった。」と話す。

コンセプトは『和菓子に合う、ハーブティ』

『和菓子に合う、ハーブティ』をコンセプトに、
お茶屋さんとのご縁もありまして、
金沢で元々親しまれていた茎を使った棒茶からインスピレーションを受けて、
『ローズマリー棒茶』『ラベンダー棒茶』を開発しました。」

開発の過程を振り返って、
「ハーブティは良い香りが続くが、その分薬っぽいイメージが強かった。
それを払拭したかったんですね。まずいみたいなイメージを変えたかった。
日本人の舌に合うように飲みやすさを最優先しました。
美味しいと思わないと、お茶は続けられないなと思いまして。」
と想いをを語る澤邊さん。

『ローズマリー棒茶』は実際に飲んでみると、
小豆茶みたいで、ローズマリーと言われるまで気づかないほどの味わいだ。
爽やかな香りで頭がスッキリとする。

『ラベンダー棒茶』は、ラベンダー独特の匂いの強さがなく、桜の様な落ち着いた香りと味わいが続く。
和菓子にぴったりというのも納得のハーブティである。

ハーブ棒茶を買う

石川を感じるハーブ入浴剤

並行して作られた、入浴剤についてもお話を伺った。

ローズマリーの入った「おっとり入浴剤」は、
おっとり=ゆっくりする というニュアンスを込めて開発しました」

ローズマリーの葉っぱをふんだんに使い、石川県の「能登ヒバ」がブレンドされている。

「「能登ヒバ」は3年以上寝かせた天然乾燥されたものを建築の材料に使用し、
その際にでた削りカス用いています。」
と地域循環も考えて作られた製品のようだ。

ラベンダーの入った「うっとり入浴剤」は、
お肌がしっとりとする+ラベンダーのリラックス=うっとり、をイメージして開発しました。」

ラベンダーの花や茎を香りづけに、能登で収穫の期間も限られている希少な海藻「かじめ」を豊富に使用している。
昔からかじめを取る海女さん達も、お風呂に入れて日々親しんでいたのだとか。

自然栽培で農薬や肥料を使用していないことはもちろん、
石川県のおっとりは「山と畑」うっとりは「海と畑」を意識
して作りました。
一人一人のリラックスタイムに自然本来の恵みを、石川の良さを感じて欲しいと思っています。」

ハーブ入浴剤を買う

ハーブ商品の一押しポイント

商品の気になる一押しのポイントを聞いてみた。

「栽培面に関しては、自然栽培、農薬無肥料です。
農福連携を行なっています。
障害を持っているとされる方が手作業で一つ一つのハーブを摘み取り、
お届けするパッケージの詰め作業まで行なっています。

やっぱりモノゴトが自動化されていく社会においても、
機械化できない大切な仕事ってあるんです。」

一つ一つの工程をよく精査し、ものづくりをされていることが伺える。

「また、建築の時にでた削りカスを入浴剤に利活用したり、
虫がつかないようにフリーズドライの製法を取り入れたり、
焙煎はお茶屋さんにお願いしていますし、
石川県の地域の皆さんで力を合わせて一つのモノを作り上げています
。」
と他業者さんの仕事に対する敬意、手を取りながら連携してつくることは欠かせないものと話す。

ハーブ農園のこれからの展望について聞いてみた。

「ミッションは『ハーブを通して社会問題を解決。より豊かに、より幸せに。』です。
今後は、いろんな人が生産に携われる仕組みを考えて活動していきたいと思っています。
貧困や障害という垣根を無くしたい、そのきっかけの一つとしてのハーブ園にしたいです。」

澤邊さんは、地産地消、地域循環、障害という垣根を超えて、
消費することだけではない、本質的な「豊か」な社会を作り上げようとしている。

循環型社会を作り上げていく為に、今、私達にできることは、
一つ一つの商品が、どんな人達がどういった環境で作っているのか、
想いを巡らせたり、実際に確認をして購入することが大切なのかも知れませんね。

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きっかけはフィリピンでの展示会。製造者との出会いでフードロス に関心を持った。

無料診療のお礼で出会った農薬不使用「フィリピンコーヒー」

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