植物の力を抽出した、香りを楽しむ水。
自然栽培フローラルウォーター|地域の名所ラベンダー畑で生まれた、植物の力を抽出した、香りを楽しむ水。
通常配送料に550円(税込)が加算されます。
ラベンダー
兵庫県にあるラベンダーパーク多可さんで育ったフローラルウォーターのご紹介です。
このフローラルウォーターは、農薬・化学肥料・除草剤を一切使用せず、自然栽培にこだわったラベンダー精油を抽出する際に出来る副産物なのです。
フローラルウォーターは、精油の素晴らしい副産物
近年、フローラルウォーターという言葉を耳にします。
簡単に、どんなものなのかご説明しますね。
精油を「水蒸気蒸留法」という方法で抽出する際、
植物(主にハーブ)を水蒸気で気化させて、冷やすと脂溶性と水溶性の液体に分かれます。
脂溶性部分が精油(エッセンシャルオイル)で、
水溶性のものがフローラルウォーターです。
日本語にすると芳香蒸留水と呼ばれています。
当初、このフローラルウォーターは捨てられていたのですが、
その価値に気づき、商品化されました。
フローラルウォーターの歴史は古く、
紀元前5000年頃から、存在していたそうで
13世紀にバラが栽培されたことによってフローラルウォーターが注目され、
様々なハーブのフローラルウォーターがヨーロッパでは人気になりました。
18世紀が人気のピークで、その主流は精油でしたが、
近年、その価値が再注目されてきています。
フローラルウォーターは使いやすい!
フローラルウォーターは、精油と違ってかなり低い濃度。(精油の0.1~0.01%とされています)
精油の場合、1滴でも授乳中や妊娠中はよくないとされる植物の香りもありますが、フローラルウォーターならば問題ないといわれています。(念の為医師にご確認ください)
そのため、様々な用途でつかうことができて、とっても使いやすいです!
たとえば、フケ対策、抜け毛を防ぐ、頭皮のかゆみを抑えるなどと、一般的にいわれているだけでなく
ヨーロッパでは、昔からスキンケアには欠かせないとされています。
保湿効果、肌の引き締め、かゆみを抑えるなどと示唆されています。
精油と混ぜてオリジナルブレンドを
フローラルウォーターは精油と混ぜると良いと、昔からいわれています。
たとえば、ラベンダーのフローラルウォーターにローズマリーの精油を混ぜて利用してみたりするのもおすすめ。
ラベンダーで気持ちを落ち着かせ、
ローズマリーでシャキッとさせてくれます。
ローズマリーのフローラルウォーターに、ヒノキ精油をブレンドすると、集中力が欲しい日にオススメです。
あなたのお好みのブレンドを探してみてくださいね!
ラベンダーフローラルウォーターのオススメポイント
ラベンダーの語源は、ラテン語の「洗う」という言葉。
心と体を清める植物として、古代より愛用されてきました。
ラベンダーの香りが、気持ちを落ち着かせてくれますので
寝る前に、枕や寝具、部屋全体にかけるととっても気持ちが落ち着きます。
マスクにフローラルウォーターはとってもオススメ。
精油を使うのももちろんよいのですが、
精油は「油」なので、ちょっと油断すると垂らしすぎてしまいがち…。
洗えるタイプのマスクだと、油は落としにくいですよね。
でも、フローラルウォーターは「水」ですから汚れにくいし、香りも心地よいですよ!
帰宅前や休憩中、自分の気持ちを落ち着かせてリセットしたいとき。
また、不安なときやイライラしているときにもオススメです。
フローラルウォーターをもっと身近に使っていただきたい
今回の取材で改めてフローラルウォーターをしっかりと知ることができました。
フローラルウォーターは、ヨーロッパの文献を調べると医療にも使われてきた歴史がありました。
そして、人気がなかったのでほとんど捨てられていたことも…。
アロマウォーターや香りのついたルームミストと同じものだと思っている方は、実は意外と多いのではないでしょうか。
精油を抽出する際に出来る副産物である、と記事の冒頭に書きましたが、
フローラルウォーターは、植物からいただく「貴重な水」です。
ルームスプレー、リネンスプレー(寝具)だけでなく、
マスクなど、様々なことに使えるフレグランスウォーター。
是非試してみていただきたいと思います。

地域の皆で育てたラベンダー畑
兵庫県多可町にあるこちらのラベンダーパーク多可は、5月中旬〜7月中旬には斜面に3種のラベンダーが咲き誇り、
とっても美しく地域の名所になっています。
いまでは、こんなに咲き誇るラベンダーですが、ラベンダーがしっかりと咲くまでの道のりは、とっても大変だったそうです。
全員が、栽培の素人。
手探りで、何種類ものラベンダーを植えたけれどなかなか栽培に成功せず、やっと成功したのが暑さに強いラバンディン種でした。
写真を見ていただければわかりますが、ラベンダーパーク多可は斜面です。
勾配もあり、もともとが雑木林だったために、木の根や石などがゴロゴロ…。
土地を耕し、石をを取り除くために、地域のお子様からお年寄りまで、住民の方のお力を借りて、やっとの思いで土地が完成しました。
また、たくさんの地域のボランティアさんが関わってラベンダーも植えられました。
最初は、とにかく植えるだけ。
頑張ってラベンダーを植え、当初は植えたことだけで満足感を持っていましたが、
ラベンダーが大きくなった際に、何か作りたい! と考えました。
そこでひらめいたのが、こちらの精油でした。
自然栽培のラベンダーが一番丈夫に育つ
こちらのラベンダーは当初、自然栽培で育てられてはいませんでした。
しかし、肥料を与えると大きくはなるけれど、すぐに枯れてしまう。
そこで、肥料をあげない代わりに、雑草を刈り、その雑草を周りに敷いてみました。
また、精油を抽出した後のラベンダーも余すことなく利用しました。
不要なものを捨てるのではなく、
循環させることで、徐々にラベンダーの栽培も良い循環が回り始めるようになりました。
結果、自然栽培のラベンダーにすることですぐには枯れることのない、丈夫なラベンダーを栽培することができるようになりました。
↑刈り取り作業
↑刈り取ったラベンダー
↑オイル抽出
有効活用をして、広がる商品
精油と一緒にとれるフローラルウォーターは、
当初、全て捨てていたものでした。
しかし、捨てるのはもったいない!
フローラルウォーターの効能に気づき、商品化することにしました。
今や、花も葉も茎も全て無駄なく使っているそうです。
ヒノキやローズマリーも、地元のものを使っており、
すべて、無駄にすることなく有効に活用をしているのです。
地域SDGsとしての未来
作り手さんは、「兵庫県多可郡多可町は、ふるさと感に包まれた田舎まちです。
地域の方々と試行錯誤しながら、ラベンダーの育成に取り組んでいます。
この活動は、高齢者の方の生きがいと語らいの場として
大きな役割を果たしています。」と話してくださいました。
さらには、
「これからも『地域に優しいラベンダーパーク多可』を合言葉に、
一つひとつの商品が多くの方々との『香りと癒しの時間』の共有につながることを願っている。」と力強く話してくださいました。
まさに、地域SDGsの成功事例ですね。
ラベンダーパーク多可に人が来れば周りの施設にも人が流れる、
そうすることで地域活性化につながっていきます。
いろんな商品を無駄なく作り、
小さい組織だからこそ
そして多可町だからこそ生み出せる商品をどんどん作っていきたいとお話してくださいました。