さて2013年にIN YOUの前身となるウェブ・マガジンを立ち上げ、
その後2016年に当社を設立して以来、私たちは、皆さまの暮らしを
より健やかで幸せなものにするため、そして自分や大切な人の身を
守るための「今すぐ使える情報」を通じて消費者の意識改善に
努めてまいりました。
そしておかげさまで現在同じ思いを持った、
たくさんのリピーター様、読者様に恵まれることができました。
IN YOU MARKET 立ち上げへのきっかけと想い
本来は、全てのオーガニック事業者様に直接お会いしたいところなのですが、
まずは私の自己紹介をお読みいただきたく思います。
2016年の冬、IN YOUMarketは誕生しました。
立ち上げのきっかけは、ほんのふとしたことから。
オーガニックWEBマガジンIN YOUを運営する中で、読む人々が「毎日、どんな
物を選べばいいのか?」という情報を強く求めていたことがわかったのです。
「IN YOUでみたレシピの材料をそろえたいけれど、どこで買えばいいか
わからない。」 「忙しくて選ぶ暇がない。」
確かに様々なメディアで情報が氾濫する今、限られた時間や限られた知識と
経験の中で、よい商品にたどり着くことはとても難しいと思います。
私たちも、そんな悩みを解消したい。
ー そこで思いついたのが、IN YOU MARKETでした。
情報発信のみならずIN YOUが時間のない、忙しい現代人の皆様の代わりに
「世の中のまだ知られていないものも含めたいいもの」を厳選してお届けする
役目になろう。
その結果、この世の中を消費者から変えるための壮大なプロジェクトとして
「IN YOU MARKET」の着想に至ったのです。
オーガニックが当たり前の世の中を作りたい
社会で生きる人々はあわただしく仕事に追われた結果、
自分のことを後回し、蔑ろにして、疲れ果ててしまう人も少なくありません。
食生活は市販総菜や安価なワンコインのお弁当で済ます。
ストレスは安い酒でごまかす。
気が付いた時には、身も心もすっかり、ボロボロで、病院のベッドの上。
時すでに遅し・・。
そんな人を減らし、心身ともに健やかな人を増やしたい。
そう思ったのは私の個人的な体験からでした。
長くなるので割愛しますが、もしご興味があれば、
IN YOU journalのカンパニー・ページをご覧ください。
かつては私もそんな「ボロボロ」だった一人で、
生きる意味を見失いかけていた一人。
しかし、オーガニックな生活を始めてから、多少のストレスでは折れない
強い軸と、ポジティブな心身を手に入れたのです。
仕事を通じ問題だと強く感じたのは、日本のオーガニック農地の
あまりに少ない面積。
例えばオーガニックが発展しているヨーロッパなどの先進諸国と比べると
なんと約100倍以上の差をつけられていることは皆様もご存知の通りです。
現地の人からすると「オーガニックは珍しい」という感覚ではなく、
日常に自然に溶け込んでいることを感じました。
一方健康志向の高まる海外と比較し、日本はオーガニック農地面積は
約0.3%台をさまよっているにも関わらず、近年各国で禁止された農薬や
種類を拡大・緩和したというニュースも飛び交っています。
まだほとんどの消費者はこれらの実態を全く知りません。
さらに、若年層の中には、農薬どころか、日本で原発事故が
起きたことすら知らない人もいます。
何もこの世界、そして日本のことを知らないのは、消費者だけなのです。
「公的機関が認めたなら、国が安全だというなら、きっと大丈夫に違いない」
未だに不確かなデータを信じる人々が後を絶ちません。
農薬のみならず、数えきれないくらいの添加物の使用も顕著。
海外で禁止されたトランス脂肪酸の含まれる食材も一般市場で
売られていますし消費者の健康が不安視される商品も、増え続けています。
せっかく素晴らしいプロダクトを作っても、消費者や
流通業者に価値がわかっていただけなくて、
事業継続ができない事業者も多い、この業界を変えたい
「すべての人にオーガニックな暮らしの素晴らしさを
知っていただく必要がある。」
IN YOUを立ち上げて以来、私の中で、そんな思いはつのり続けていました。
こんな世の中でも、諦めずにこだわりを持って素晴らしいものづくりをされる
方が各地にたくさんいらっしゃることを、知っています。
しかし、膨大な手間をかけてせっかく素晴らしい商品や、作物を作ったとしても、
なかなか消費者、流通業者、小売業者などに理解されず、
在庫が売れないことで事業継続できなくなることも少なくありません。
オーガニック業界では、循環・持続可能等というキーワードが
よく出てまいります。
確かにオーガニックを選ぶことによって環境にも動物にも人間にも
良い影響があり、持続可能な世界に近づいていくと思います。
しかし、では、実際に持続可能な事業ができている事業者がどれだけ
存在しているのでしょうか?
なかなか理解が及ばない消費者はもちろんですが、
「環境を与える供給側」にも、多くの問題が潜んでいると捉えています。
無論、素晴らしい商品を世の中に提供することは重要です。
しかし、やっている本人たちが収益が少なく、苦しくなって事業継続が
できなくなったら本末転倒です。
これは現場で目の当たりにしたことですが、実際に事業のやり方が分かって
いなかったり、慈善事業に近い経営状態の事業者様が後をたちません。
私たちは持続可能な事業ができる会社の代表的なロールモデルとして、まずは
業界で大きな実績を残していきたいと考えておりますし、同時に持続可能な
事業を行える生産者や事業者を、さらに増やしていきたいと思っております。
そしてこれに取り組むこと自体がオーガニックの普及と、
繁栄だと思っているのです。
反対にすでに安定的な供給や事業ができている事業者様には、
ぜひ彼らの応援をしていただくような気持ちでIN YOU Mareketに
参画をしていただければと考えています。
もしかすると、綺麗事に聞こえるかもしれませんが、
私は心からそう思っています。
これからは他者を蹴落とす「一人勝ちの時代」
ではなく「互いに手を取り合って、
サポートし合い補い合う循環の時代」です
これはオーガニック業界を問わず色々なところで言われていることですが、
これからの時代は他者を蹴落として自分さえ良ければいいと
いう時代ではなく、互いに手を取り合って、互いに足らないものを、
補い合う時代になりつつあります。
特に低迷期に入ってきている日本は、さらに高齢者も増えていきますし、
様々な問題を抱える国になると言われています。
この時代、「他者を蹴落として自社だけが一番になろう」という姿勢ではもう
上手くいかなくなるでしょう。
中でもオーガニックやナチュラルなものを取り扱うこの業界では、
さらにその姿勢が問われることになることは言うまでもありません。
オーガニックは「循環」と訳されることがありますが、私たちもまた、
そのような気持ちで事業経営ができればと思っています。
素晴らしい商品が、あふれかえる大量生産で一円でも安く売る商品の中に
埋もれて「選ばれないもの」になってしまうのは、非常に勿体ない。
多くの方に選ばれてきた商品は、IN YOU MARKETにおいて、
ますますのヒット商品になることは勿論、商品の魅力の伝え方次第では
「選ばれなかったもの」を「選ばれるもの」に変えていくことも、できます。
そして、当社であれば、それをサポートできる可能性が高いと考えています。
なぜなら読者に対して親身になってずっと「想い」という名の
情報を伝え続けてきた実績があるからです。
私たちは「素晴らしいことを行う人たち」を、応援したいと思っています。
オーガニック・メディア発のオンラインストアだからこそ、
私たちにしかできないことがあるでしょう。
「目の前の壁に対して、絶望して他責にするのではなく、常に明るい可能性に
目を向け、常に希望を持って今自分ができる最善を尽くす。」
これが私たちIN YOUという企業のあり方であり、考え方です。
仮に「今見えている景色や出来事は自分の責任だ」と思って、この世界を
眺めてみると、改めて新しい世界に気がつき、出会うことができます。
さて、ここまで読んでいただき、どうもありがとうございました。
大前提として、あえてここまで長文を書かせていただいたのは、
「単にオーガニックであればなんでもいい」と商品の数増やしを
するために運営をしているわけではなく、理念に共感いただける
事業者様と長い目でご一緒したいというこだわりが、あるからです。
私たちIN YOUは、どこまでも消費者様から投票され続けるような、企業を
目指して参ります。
そしてサスティナブルな事業を行える事業者を増やし、
業界全体を盛り上げて参ります。
これを見ている各企業のご担当者様、社長様も、きっと世の中に何らかの
ポジティブなインパクトを残されたくて、事業をやっていらっしゃったり、
こだわりの商品を開発されているのではないかと思います。
そんな商品を是非、私たちに扱わせていただければと思います。
そして、その思いをストーリーに込めて、本当の価値をわかってくれる
人の元に届けませんか?
是非、ともに素晴らしい未来と世界を創りませんか?
素晴らしいビジョンを持って素晴らしい未来を構築するためには、
少しばかり時間は、かかるかもしれません。
しかし、「継続こそが全て」だと私は信じています。
そのために私をはじめとし、多くの社員が今日も当社で活動をしております。
さあ一緒に、日本の食をクリーンなものに変え、
素晴らしい未来を創りましょう。
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