天国のような喜界島から生まれた世にも珍しい 自然栽培・在来種のそら豆コーヒーと白胡麻に込められた思い。 | IN YOU Market|厳選オーガニックショップ-食品・コスメ・サプリ


天国のような喜界島から生まれた世にも珍しい 自然栽培・在来種のそら豆コーヒーと白胡麻に込められた思い。

2019/10/18

「手摘みそら豆珈琲」と「白胡麻」を生産している
出品者の佐藤さんにお話を伺ってみました。

「実は、妻との結婚を期に移住を考えておりました。

それまでは、映画やアニメの制作をしており、
生活が不規則で、生活習慣が乱れてしまっていたんです。

元々、妻は体が強くなかったこともあり、
全く違う環境に移る必要性を感じておりました。

喜界島との出会いは、薬草の宝庫であるとか、
インドのケーララ州に似た景色、
暖かい土地である、
無農薬栽培を応援している、
自分の思い描く条件に合う環境だったので、移住を決断しました。」

「手摘みそら豆珈琲」と「白胡麻」の生産を始めたきっかけとは


「喜界島にはF1や交配種がなく、在来種がかなりの種類残っています。

元々遺伝子作物に抵抗感があり、
一般の人々が在来種をあまり大切にしていないことに
気づいたので、それらを守りたいと思ったのが
「そら豆」と「白胡麻」の栽培を始めたきっかけです。」

ーーなるほど。様々な植物がある中で、
「そら豆」と「白胡麻」生産に踏み切った理由は何故ですか?

「在来種は作物として生命力が強く、自然の魅力を感じたからです。

自分は「そら豆」と「白ごま」を調べていくうちにわかったことなのですが、
この様な作物が豊富に残っているのは、
世界的にも極めて貴重なのではないでしょうか。

喜界島で作られた作物は、
珊瑚の含む土でミネラルが豊富であることから、
通常の作物に比べ「そら豆」と「白ごま」は
いずれも栄養価が高いものです。

また、生産しているうちにわかったことなのですが
「白ごま」は天日干しすれば日焼けしますし、
そもそも薄茶色の実も出てくるので。

「本来の白胡麻」は真っ白になることはないこと。

みなさんが普段口にしている白胡麻は、
収穫量を増やすために化成肥料で実を大きくさせたり、
何かしらの方法で「白くする」技術を施されているのかも知れません。

私の生産する「白胡麻」は無農薬、無化学肥料、で栽培している在来種です。
是非、本物の白ごまをみんなに知ってもらいたいと思っています。」

「手摘みそら豆珈琲」と「白胡麻」の秘めたる可能性


ーーそういう可能性を見出して、これらの生産に踏み切ったのですね。
他にはどんな可能性を感じでいますか。

「そら豆」は大豆に比べるとアレルギーが少なく、
大豆に変わるプロテインになるのではないか?
と私自身考えております。

これは偶然の産物で、たまたま豆を煎りすぎてしまい、
飲んで見たら美味しかったからできました。

カフェインは瞑想の邪魔になるので避けていたのですが、
苦い飲み物は好きで、その代替品になるのではないか、と。

実際には、味も香りもコーヒーとはまたちょっと違うので、
「全く新しいコーヒーの形」という位置付けになるのではないか。

子供達や妊婦さんにも楽しんでいただけます。

コーヒーを摂取し過ぎてしまうと胃が痛くなったり、
頭が痛くなったり、という話を聞きますが、カフェインレスで、
食物繊維も豊富なので、腸内環境を整えるのにも有効かも知れません。

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「手摘みそら豆珈琲」と「白胡麻」の生産方法


ーーこの製品の制作工程についてお話いただけますか。

「私たちは自然栽培なのですが、
種を植えるときは雑草との競争を平等にするため、
大きく成長している雑草を刈り取るように耕運しますが、
その際には、微生物たちの生活環境を壊さないよう
浅く10㎝ほど耕すようにします。」

白胡麻やそら豆を栽培する過程に、
雑草も同じように成長させているという。

「雑草に雑草に群がっていた虫たちが、雑草を失ったことで
胡麻や空豆の葉を食べてしまいます。

自然栽培だと、虫は集まってきますが、
例えば油虫はてんとう虫が食べてくれます。

作物は土が育てるのではなく、
本当は土の中の微生物が育ててくれているのです。」

ーー佐藤さんが、畑の中に自然の循環を作って
維持することにより美味しい作物を作っているんですね。

「収穫は全て手作業です。
ゴマは手刈りで作業し、それを束ねて綺麗に整えて、
天日干しをしたあと、ゴマをたたき出し、
厳選してから商品化しています。

また煎る時の火は薪を利用して
じっくりと焙煎を行なっています。

そら豆は、畑で豆を手摘みし、
カゴの中に入れ、暫くの間天日干しをして、
乾いたものを綺麗に洗浄しています。

洗浄したものを改めて干して、厳選してから商品化しています。
また煎る時の火は薪を利用してじっくりと焙煎を行なっています。

機械で作ってしまうと粗っぽさがあるんです。

昔ながらの伝統的なやり方で行なっているので、
人の温かみがあり、美味しく仕上がります。

そら豆は、機械や車のタイヤなどで
荷重をかけて殻をとっていく農家さんも多いのですが、
そうするとそら豆に傷が付いてしまうんですね。

なので、荷重がかかりすぎず傷がつきにくい様に
私たちは足ふみで殻を割って取っています。」

ーーすごく手が込んでいるんですね。
この製品のおすすめの飲み方、食べ方を教えていただけますか。

「手摘みそら豆珈琲」は、
一度目に使った空豆粉は、新しい味のコーヒーとして。
二度目には麦茶や紅茶のような優しい、まろやかな味を楽しんでいただけます。
三度目には、クッキーやサラダなどに混ぜて食材として最後までお楽しみいただけます。

「白胡麻」は、召し上がる前に、30秒〜1分程軽く煎り、
すってお召し上がりください。香りが出て、美味しくなります。

それぞれの材料の元となる「そら豆の種」「白胡麻の種」は、
喜界島にある在来種の貴重な種をおすそ分けし、
自宅で簡単に栽培できるようにしたものです。

(色が茶色すぎたり小粒のために食用の厳選審査から落ちてしまった種ですが、
生育環境が良ければ美しい花を咲かせ素晴らしい実が育ちます)

ーーこれらはどんな方に楽しんでいただきたいと考えていますか。

「そら豆」は大豆アレルギーがある方、カフェインが苦手な方、
グルテンが苦手な方、お子様、妊婦さん、アスリート、
在来種に興味のある方に是非とも手にとっていただきたいです。

日本で消費される白胡麻の99.9%は外国産です。

0.1%にも満たない純日本産の白胡麻は、
希少かつ絶滅の危機にさらされています。

「白胡麻」の在来種が存在することは、世界的にも極めて稀です。

さらに、無農薬で、化学肥料を一切使っていない自家採種は極めて希少なので、
ご興味いただけた方に種をおすそ分けしたいと思っています。

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ーー今後の展望を教えていただけますか。

「私たちは主食の半々でご飯とそら豆を食べています。
そうすると、やっぱり身体の調子が整ってくるんですね。
そういう日常の自分の手入れの大切さを忘れないで欲しいです。」

「活動としては、在来種を守ることで、同時に自然を守ることに繋がっていると考えています。
食を通して全ての人を守ること、人の幸せを守ること、人の幸せに繋がることを探求している。
食や農を通しながら幸せを探求していきたいと思っています。」

と語ってくれた。

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