長年、海外から良いものを輸入して広めるというお仕事をしていて、チョコレートについてもずいぶん昔から取り組んできました。
当初扱っていたチョコレート自体もとても甘くて美味しかったのですけれども、ちょっと違和感があったんですよね。
なんというか、これを売り続けることで本当に自分やお客様のためになっているのかという点で。
そこがどうしても、ずっと疑問に思っていたポイントだったんです。
例えば普通のチョコレートですと、たっぷりのお砂糖に添加物、そしてトランス脂肪酸など、よくない原料を使っているために、後から胃もたれしたり、胸焼けしたりと気持ち悪くなったり、何かと不調になるんですね。
ところが添加物が使われていない良質なオーガニック原料のみで作ったオーガニックチョコは気持ち悪くならないんです。
そんなある日、関わりのありましたフランスの老舗トリュフブランドの工場が、（それまでは、オーガニックではなく普通のチョコレートだったんですけれども）今度は完全オーガニックにこだわったチョコを作る、ということなので、私も日本でそれを広めたいと直感的に思ったんです。
なかなか当時２０年前の日本ですと、オーガニックチョコレート自体が市場に非常に少なく、かつ認知度も低いので手に取る人が少なかったのですが、だんだん認知度も高くなってきており、今ではオーガニックにこだわる人たちも増えてきました。
チョコレートってそもそも嗜好品なので、原材料にまでこだわる方がどれだけいるのかはわかりません。
しかし、実際食べると甘いのに食べた後に心地よく胸焼けせずに、後味もすっきりとするので、どなたにでもお勧めできますし、何より美味しいのでチョコ好きにおすすめできます。
ずいぶんと最近になって日本でもオーガニックがトレンド的に広まってきましたが、食べたら素朴すぎてあまり満足感がないものも存在しているなあというのが、個人的な印象です。
１度買っても、正直美味しくないとその後リピートするのを悩むものが多いのですけれど、こちらは本格的な老舗のチョコレート工場で作られており、味として純粋に楽しんでもらえるかなと。
オーガニックに特に興味のない人でも、確実に美味しいと思ってくれるはずです。
興味がない方でも、ふと、箱のビオやオーガニックといった文字を見て「これはオーガニックなんだ」と認識してくれることで、どんどんオーガニックが広まっていけばいいなって。
オーガニックであることはもちろん何より、チョコレート本来の美味しさありきで、気に入ってくださる人増えればいいあな、と思っています。
ブランドの代表も、今では「オーガニックのチョコの味見が何より楽しみなんだ」とオーガニックに対して、非常に熱心なんです。
フランスでもオーガニックショップなどこだわったお店で販売されていたり、地元民に親しまれていますよ。
他のチョコと違って「トリュフのプロフェッショナルたちが作ったオーガニックトリュフと、トリュフ入りの板チョコ」という意味では、とても珍しいと思います。
ぜひこの魅力をあなたにも届けられたら幸いです。
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