様々な苦労にも屈せず、完全無農薬で自家栽培した唐辛子スコッチボネットで作る、日本人の舌に合うシンプルなソースの物語。 | IN YOU Market|厳選オーガニックショップ-食品・コスメ・サプリ


様々な苦労にも屈せず、完全無農薬で自家栽培した唐辛子スコッチボネットで作る、日本人の舌に合うシンプルなソースの物語。

2019/10/19

IN YOU Marketに自家製のスコッチボネットを使った
ホットソースを出品している中村さんにお話を伺いました。

ジャマイカでメジャーなスコッチボネットのホットソース

ジャマイカを訪れた時、
スコッチボネットという唐辛子を使ったホットソースを食べて、
あまりの美味しさに「日本でも食べられたらいいな」と思いました。

レゲエの母国、ジャマイカに何度か訪れて
勉強しています。

当時は若かったので、漠然とした思いで
実現できず、あれこれ妄想していました。

ジャマイカでは、スコッチボネットのホットソースは
スーパーでも売られるほどメジャー
で、
どこの家庭にもあるものです。

スコッチボネットという名前の由来は、
スコットランドの帽子から来ていると言われています。

スコッチボネットを使ったホットソースを輸入することも考えたのですが、
調べてみるうちに、いろいろな障害があることがわかりました。

それでも諦めきれず、とりあえず種を植えてみたのです。

ここから私の人生が変わりました。

スコッチボネットを栽培して、
本格的にソースを作って販売しよう!
という気持ちが
どんどん大きくなっていったのです。

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農薬を使わずに、自らスコッチボネットを育ててみる

神奈川県の湘南国際村に畑を借りて、
農薬や化学肥料を使わずにスコッチボネットを育てはじめました

そこの敷地は周りの方も農薬を使わずに
野菜を育てているから、安心してスコッチボネットを育てられます

唐辛子は無農薬でも虫がつきにくいでしょ、
と言われることが多いのですが、とんでもない!

青虫やダンゴムシがつくので、
土をほじくり返してひたすら虫をとります。

辛さを感じない鳥がいたずらすることもあり、
もちろん、雑草との戦いもあるんです。

連作障害を避けるため、他の野菜も作って
輪作しています。

そうして、スコッチボネットが実りましたが、
今度は加工場の許可がとれずに行き詰まってしまいました。

家でスコッチボネットのソースを試行錯誤して
納得できる味に仕上がっていたので、
加工会社を探してみたのですが、最低ロット数の桁が大きすぎて、個人は相手にしてもらえません。

そんな時、イベントに出店していた広島の味噌と醤油の蔵の方に出会いました。
そのお味噌屋さんも、味噌を使った自家製のホットソースを作っていたのです。

加工場探しに困っていると伝えると、
「うちでやりますよ!」と小ロットでも快く受けてくださったのです。

広島までなんども通って、
作る工程を一緒に試してみました

辛すぎず、日本人の舌に合うシンプルなホットソース


スコッチボネットという唐辛子は世界でもNo.5に入る辛さですが、
このホットソースは、ただ辛いだけでなく、
日本人に合う味
を目指しています。

実は、私自身も辛いものが得意ではないので、
カリブ海のソースを日本人が美味しいと思える味とバランス
仕上げているのです。

そのままなめると辛みを感じますが、
出来上がった料理に添えたり、つけて食べると
辛いものが苦手な方にも食べられると思います。

人によってはもっと辛いほうがいいといいますし、
ジャマイカで現地の友達に食べてもらったら
美味しいけど、もっと辛くてもいいと言われました。

いつかエクストラホットを開発するのもいいかも、と思っています。

無農薬で自家栽培したスコッチボネットに、
有機たまねぎ、有機にんにく、有機レモン果汁を合わせ、
福岡で作られた有機米の米酢と海水塩
を加えています。

ジャマイカのホットソースに欠かせない
有機ピメント、つまりオールスパイスと
有機タイム
が味の決め手です。

ピメントとタイムは、ジャマイカではよく使われていて、ご飯やスープにも入れているほど。
原材料は、すべて無農薬で育てられています。

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自分で育てたスコッチボネットに、
無農薬でない素材を合わせようかどうか迷ったのですが、
食べる方の体のことを考えて、農薬を使わない素材で揃えました

私自身も、生活の全てとはいきませんが、
周りに自然志向の方が多いので
無理のない限りオーガニックを選んでいます。

ジャマイカも、思想的に自然を大事にして、
オーガニックを好み、
お肉を食べない菜食の人が多いんです。

最近はアメリカ文化が入ってきて
食や人も都会に馴染んでしまいましたが、
こういう思想を大切にしたいと思っています。

日本ではスコッチボネットはほとんど知られていませんが、
ジャマイカでは、スコッチボネットという唐辛子はメジャー
で、
辛いものが好きなジャマイカ人は、
生で刻んで食べたりすることもあります。

激辛じゃないから和食にも合うスコッチボネットホットソース

今、日本でもいろいろな種類のホットソースが出回っていますが、
激辛が売りだったりして、
正直言って辛いだけで美味しいと思うものはありません。

私は、辛いだけでなく、日本人の舌に合う、
なるべくシンプルな材料のホットソース
が作りたかったんです。

ジャマイカのカリブ海がスコッチボネットホットソースのオリジンですが、
ンプルで日本人好みのホットソースを目指しています。

このホットソースは、ピザやパスタにはもちろん、
どんなお料理にも合うのがウリです。

お肉が食べられる方はどんな料理も美味しく仕上がりますし、
白身魚にもよくあいます。

チャーハンや焼きそばに加えてもいいですし、
オムレツやホットドック、餃子などにも。

意外と和食にもよくあって、
冷奴や鍋料理に柚子胡椒がわりに使ったり、
友達からはオクラ納豆に加えるのも美味しい
という声をもらいました。

オススメは、マヨネーズや中濃ソースに混ぜたり、
他の調味料と混ぜてオリジナルソースやディップ
にすること。

仕上がったディップを
スティック野菜につけると本当に美味しいですよ!

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激辛だけどフルーテイーなスコッチボネット

愛情を込めて畑作りから初めて、タネから育て、自家採種して
今、3代目となりました。

スコッチボネットは日本で育てている方も他にはほとんどいませんし、
他にはないホットソースです。

スコッチボネットは、可愛い見た目ですが、
辛さはなんと、100,000–350,000 SHU(SHUは辛さの単位)。

辛さは世界でも五本指に入りますが、
フルーティーで美味しい魅惑の辛さが特徴です。

私が、ジャマイカでその美味しさに驚いたように、
日本の方にも、辛いものが苦手な私が美味しいと感じる
オリジナルのホットソースを味わっていただきたいと思います。

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