「本質的ではない仕事」に嫌気がさし、アーユルヴェーダの世界へ
僕はもともと、ITの会社を経営していてWEB制作の仕事やそれに伴う販売促進の業務をしていました。
かれこれ20年程前からWEB制作にはSEO対策が求められていて、弊社はクライアント様との間に入って、ネット系広告代理店やSEO専門業者に依頼していましたが、頼んでおきながら、いつもなんか胡散臭いなあ・・と思っていました。
例えば、彼らはレビューを専門に書く主婦の組織を時給の安い地方に作り、商品の口コミを不自然に増やしていく・・と言うような業務を目の当たりにしてきました。
心のどこかでいつも「これは真実じゃないよな」と思っている節がありましたね。
そんなある日、スリランカ人に不思議な粉をもらって・・
アーユルヴェーダに出会ったのは、スリランカの友人の影響でした。
アヌルッダさんというスリランカ人の知人が、日本の政府機関と一緒に横浜の産業貿易センターで対スリランカ貿易の振興組合を作っていました。
彼は15年くらい前に所長として日本に赴任し、物産展などを開催しながら、スリランカの製品を日本に広める活動をしていました。
彼はITの仕事をしていた僕に、販売促進の方法などを尋ねてきたのですが、正直言ってスリランカのプロダクトを日本で売るのは結構難しいんじゃないかと思っていましたし、彼にも正直に伝えていました。
というのも、スリランカの名物は大雑把に言って「紅茶」「カレー」「宝石」「縫製技術」の4つしかありません。
宝石は門外漢には全くわからない世界なので、相談に乗れそうなのは、紅茶とカレーですが、残念ながら日本はそのジャンルは既に飽和していると素人ながら思っていました。
アジアだけでなく欧米の商品も沢山ある日本において「スリランカ」の知名度だけで売れるようなジャンルではないと思っていました。
そんなある時、彼は私のところに、プラスチックのびんに入った粉を持ってきたんです。
「それは何ですか?」と聞くと、
「これはスリランカのお土産です。スプーン小さじ一杯をマグカップに入れて、お湯をいれてかき混ぜた後、沈殿したら飲んでください。」と言うのです。
何だかお香のような不思議な匂いがするし、その匂いから想像できない少し酸味のある独特の味がするので、次の日に詳細を聞いたら、「あれはアーユルヴェーダの現場で使われているハーブ・ティーで、畑野さんの健康を守るために持ってきました」と教えてくれました。
アーユルヴェーダという言葉を聞いてすぐに「あのオイルマッサージのこと?」と聞いたら「あっ、日本ではそんな風に理解されていますね。それも間違ってはいませんが、アーユルヴェーダというのは、マッサージの事ではなく、古くからある伝統医学の学問なんです。」と彼は答えました。
ふーん、と思いながら「なんの学問なんですか?」と聞いたら、「幸せを実現する学問です。」と彼は答えました。
幸せ=健康を実現する学問、アーユルヴェーダは、スリランカでは医療として認められていた。
「幸せを、実現する学問・・?」
うーん、これはどうやら怪しい話を聞いてしまったな・・
と内心、面食らっていると、「幸せとは何?幸せとは、まず健康でしょう。」と、彼は言いました。
なるほど・・よく考えると、確かに、幸せに健康は必須条件だよなあ、と。
彼曰く、「健康に必要な条件は、正しい睡眠、食事、運動の3つを行う事。そうすれば病気にならない。
アーユルヴェーダの教えでは、「瞑想」が睡眠にあたり、心身を回復させるものです。
また、運動は「ヨガ」であり、人それぞれの身体能力に合わせてポーズをとり、同時に精神の鍛練も行います。
さらに食事については、スリランカでは農薬を沢山使ったものや、人工的なものはあまり食べません。
アーユルヴェーダを日常的に行う事をスリランカ政府も奨励しています」
彼がさらに言うには「スリランカには日本の厚生労働省にあたる政府機関が2つあります。
一つは西洋医学に基づいた政府機関で、もう一つは伝統医療に基いた機関です。伝統医療に基いた政府機関の名前はアーユルヴェーダ省といいます。
健康を維持するための学問がアーユルヴェーダで、物理的な手術を伴うような病気になった場合は西洋医学を取り入れるというのが、どうやらあちらのスタイルらしい。
彼の説明によると、小児科も内科も、歯科も、眼科もみんなアーユルヴェーダ。
マッサージをすることも、もちろんアーユルヴェーダなのです。
アーユルヴェーダでは、ドクターが問診をした上で、自然の薬草から薬を作ります。
西洋医学の薬はたいがいケミカル物質でアーユルヴェーダや漢方は自然生薬。
よく言われることは、漢方薬はほとんど副作用がないという事ですが、彼はこんな風に説明してくれました。
「西洋医学では頭が痛い時に飲む薬は、お腹が痛い時に飲んでも、頭の血管の太さを調節するように出来上がっています。これがお腹の痛い人にとっては副作用です。」
「ところが、漢方やアーユルヴェーダのハーブは自然のものなので、基本的には、頭が痛くないに人には、作用しないのです。」と。
ここまで聞いて、私もとうとう腑に落ちました。
なるほど、アーユルヴェーダおそるべし!!(もちろん漢方や西洋の伝統医療も)
ところで、彼が言うにはスリランカ人は、まるで銭湯に行くようにアーユルヴェーダのサロンに行くそうです。
そこには、老若男女が集まるそうです。
日本ではアーユルヴェーダサロンは女性の美容と密接につながっていますが、ああいうのとは少し趣旨が違ってもっと、日常に根付いているもののようです。
かなり体調が悪い人は、最低2週間ほど施術を受けるので、長期の銭湯、つまり湯治という事になるようです。
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スリランカでは、風邪を引くとお母さんが庭からハーブを収穫してきて煎じて飲む家庭内アーユルヴェーダ。
まず、アーユルヴェーダのハーブは基本は無農薬です。
スリランカで世界的に有名な紅茶畑では、使用される農薬の種類がかなり限定されていて、より安全を意識した栽培方法がとられています。
日本のお茶からはネオニコチノイドという人体に有害な農薬が検出されますが、スリランカのものからは一切出ません。
スリランカではよく自宅の庭に、薬になるハーブを植えています。アムラもそのひとつですが、かなり大きくなるので豪邸でないと植えられないそうですが(笑)
家族の誰かが風邪で頭が痛いとなると、お母さんが庭のものを切ってきて煎じて飲ませる。
医者にかかる前に軽症なら庭のハーブで治すというカルチャーがあるんです。
インドやスリランカの料理に使われているスパイス類は薬草としても利用できるものが多いそうです。
それでも全然効かないとなったら、そこではじめてお医者さんに行くんです。
手術が必要となったら西洋医学の出番です。で、手術のあとはまたアーユルヴェーダで身体を元に戻してゆく。
食事については、最近はラーメンや丼なども人気がありますが、若い人でもカップラーメンは日本と比較してそれほど人気ではありません。
日頃から自然に近いものを食べているので、不自然なものに抵抗があるのでしょうね。
現地のアーユルヴェーダクリニックは多くの場合無料受診可能。お金がない人は「出せる分だけ払う」。
また昔からの習わしで、アーユルヴェーダクリニックは、無料で受診できたりもするそうです。
問診自体は無料で、最後にブレンドしたハーブの料金が発生するのですが、料金は一定ではなく、「出せる分を出してください」みたいなちょっと特殊なシステムだそうです。
アーユルヴェーダのお医者さんは現地ではあまり儲からないらしいです。
彼の話を聞いて、改めて認識したのは、病気になってから対処するのが西洋医学で、その前に予防するのが中医学(中国の伝統医療)やアーユルヴェーダということですね。
その中医学も仏教と同様にインドから伝来したアーユルヴェーダと中国の伝統医療が組み合わさったものなので、薬膳や漢方に詳しい先生は、大抵アーユルヴェーダについてもよくご存知です。
スリランカのオフィシャルドクターと共に開発した最強のハーブティー。
今回ご紹介するのは、スリランカ政府が国内で指定している森林保護区で自生する自然農法のハーブ、「アムラ」と「グドゥチ(グドゥーチ)」というハーブをブレンドしたアーユルヴェーダから生まれたハーブティーで、スリランカ政府のオフィシャル・ドクターが処方してくれたものです。
アーユルヴェーダでは人間の体質を大きく3つのタイプに区別し、その組み合わせでより個人タイプを見極め、それに合わせて施術を行いますが、こちらのハーブティーには、すべての基礎となる需要なハーブの2種類をブレンドして、安全性の高い政府認定の工場で、作っています。
「アムラ」はレモンよりもビタミンCを10倍も高濃度でふくむ果物で、ポリフェノールは赤ワインの30倍も含まれます。
「グドゥチ」は、世界にたった16種しかないといわれるアダプトゲンハーブの1つで、ストレスや不安への抵抗力を高める効果があり、ホルモンのバランスを整え、免疫力を向上させます。
また自律神経を整えアレルギーを緩和し、心身ともに健康に導いてくれる効果が期待できます。
また両者のハーブをブレンドして患者に飲ませたスリランカ国内の医科大学の研究論文においても、免疫性への効果において一定のエビデンスが出ており、高い評価を受けています。
僕は、日本にも七草がゆの習慣があるように、薬草文化がありますが、いつの間にか影をひそめてしまったことに少し危機感を持っています。
西洋医学に絶対的な信頼を寄せていたこの現代ですが、すでにうすうす西洋医学の限界を感じ始めています。
メンタルを重視する伝統医療の見直しが、健康な社会を実現する手助けになりそうだと思っていて、このアーユルヴェーダのお茶を通じて、何か役にたてればいいかなと。
日本も気候が変わり、食生活も変わり、ストレスの質もかわりました。
より強力なハーブのニーズがあるように思います。
アーユルヴェーダは厳しい環境で培われた伝統医療なので、これからの私たちに必要な智慧かもしれません。
ぜひDanam AyurTea(ダーナ・アーユルティー)をお試しください。
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