「靴を脱がないと、大変なことになるぞ。」
これは、あるアメリカ先住民が、 今回お伝えする『アーシング』の創始者であるクリント・オーバー氏に言った言葉です。 執筆家、教育家としても知られるアメリカ先住民ラコタ・スー族の首長、 ルーサー・スタンディング・ベア氏は、 昔の人々は大地のパワーに触れるために地面に座り、裸足で歩いたと話します。 土は気分をリフレッシュさせ、身体を強くし、浄化して癒やしてくれるものだというのです。
アフリカのタンザニア北西部に暮らすハザベ族は、
一日中大地の上を歩いたり座ったりして暮らす狩猟民族であり、
身体によくないと鋼鉄製の建物に入ることを拒みます。
調査によると、視力や聴力、歯の状態も極めて良好であり、ガンにかかることもなく、
女性たちが更年期障害を経験することはほぼないということが明らかになりました。
アフガニスタンでは、国内一健康な人々はカンダハルの「裸足の人々」と言われ、
その種族は「目によいから」という理由で、毎春新しい草の芽が出てくる場所で靴を脱ぎ、
緑の上を歩く習慣があります。
北部のバルフ州ではパイクビーと呼ばれる伝統があり、同様に濡れた草の上を踏み歩きます。
また、野生動物が負傷したとき、人間に飼われている動物に比べると、
余計な治療をしなくても短時間で自然に治癒することはよく知られています。