
今日お話を伺うのは元々、福岡の街でセレクトショップを営み、おしゃれなファッションアイテムを取り扱っていたという野上さん。
そんな彼女が「オーガニック」に目覚め、オンラインショップを立ち上げてから、はや10年が過ぎました。
きっかけは、海外でたまたま見つけた“無農薬のホホバオイル”や“ローフードのチアシード”との出会い。
自分が本当に好きで使っているものを紹介したいという思いで始めたものの、当初は誰にも知られず、苦労の日々が続いたといいます。
それでも、彼女は諦めませんでした。
セレクトショップをたたみ、地道にイベント出展やSNS投稿を続けるなかで、少しずつ仲間やリピーターが増えていったのです。
大きな転機は、あるスーパーモデルがTVでチアシードを紹介したこと。
瞬く間にブームが起こり、「こんなにも求めている人がいたんだ!」と感動したといいます。今も、福岡を拠点に“自由なオーガニック”を提案し、11年目を迎えるまでになりました。
そんな彼女が「オーガニック」に目覚め、オンラインショップを立ち上げてから、はや10年が過ぎました。
きっかけは、海外でたまたま見つけた“無農薬のホホバオイル”や“ローフードのチアシード”との出会い。
自分が本当に好きで使っているものを紹介したいという思いで始めたものの、当初は誰にも知られず、苦労の日々が続いたといいます。
それでも、彼女は諦めませんでした。
セレクトショップをたたみ、地道にイベント出展やSNS投稿を続けるなかで、少しずつ仲間やリピーターが増えていったのです。
大きな転機は、あるスーパーモデルがTVでチアシードを紹介したこと。
瞬く間にブームが起こり、「こんなにも求めている人がいたんだ!」と感動したといいます。今も、福岡を拠点に“自由なオーガニック”を提案し、11年目を迎えるまでになりました。
※編集後記:このインタビューは奥様の方から頂いた内容になります。
健康オタクなだけじゃない。“使ってみて本当に良かった”ものだけを届けるため、商品探しに奔走した10年間の奮闘録
野上さん自身、もともと“健康オタク”と呼ばれるほど、食べるものや肌につけるものには敏感だったそうです。ただ当時は、オーガニック製品を扱うショップ自体が少なく、まして無農薬のスーパーフードやオイルなどは知名度が極めて低い状況でした。
彼女は「自分が本当に良いと思うものこそ、世に広める意義がある」と信じ、独学で素材の産地や製造過程を調べまくりました。
「作り手に“これは何の由来ですか?”と聞いても敬遠されたことも多かったんですね・・。でも、そこで突き止めたら、やっぱり“本物だ”と思える瞬間があって。それが嬉しくてたまらなかったんです」と目を輝かせて語ります。
誰も見向きしない時だからこそ、自分が信じる道を黙々と掘り下げる。その姿勢がいまのショップ運営につながっているのです。
“オーガニックを極めても、時に人は病に倒れる”。安全を求めすぎた知人の悲劇が教えてくれた、健康の本当の意味とは?
彼女がこれまで、オーガニックや自然療法を追求していくなかで、ある悲しい経験をしました。以前親しくしていた支障でもあり自然療法を提唱するような方が、「病気にならないために」「不安だから絶対に安全なものを」と、恐怖に突き動かされるようにストイックな健康法を選び続けた結果、心身のバランスを崩してしまったのです。「オーガニックやヴィーガンを取り入れるきっかけが『恐怖』だけになってしまうと、逆に本来の豊かさが見えなくなるんです」と野上さんは語ります。
病気を避けたい、老いを遠ざけたい。そうした強い思いがあること自体は決して悪いことではありません。しかし、「怖いからやらなきゃ」「やらないと不安」というネガティブなエネルギーが原動力だと、ネガティブなものにフォーカスされネガティブが増幅していきます。
そうすると、心がどんどんすり減り、余裕がなくなってしまうものです。
そもそも、オーガニックや自然に寄り添う暮らしは、人間が本来持っている“生きる力”を素直に引き出すためのアプローチ。
だからこそ、恐怖からのスタートではなく、「これを選ぶと自分の体が喜ぶ」「日々の生活が心地よくなる」といったポジティブな感覚があったほうが、無理なく続けられますし、結果的により良い状態を保ちやすくなります。
「絶対にこれしかダメ」「全部が完璧じゃないと不安」という極端な思考は、自然療法であれ、ヴィーガンであれ、オーガニックであれ同じだと野上さんは言います。
「完璧主義も一つの生き方かもしれませんが、ちょっと苦しいな....と思う人がいるなら、もっと柔軟でいいんですよ。いい意味で『やってみたいからやる!』『心地いいから続ける!』くらいのラフさでも、立派なオーガニックライフだと思います」と野上さんは、とても軽やかで、安心感にあふれていました。
大切なのは、「怖いから避ける」ではなく「好きだから、心地いいから選ぶ」というスタンス。
それこそが、自然と心をつなぎ、身体にもやさしい“本来のオーガニック”を楽しむ鍵だと感じさせられます。
恐怖から始まる選択肢は、なんであれ、どうしても行き詰まりや、ネガティブなものを生み出します。そして最終的には”恐怖”が生み出した病なども生みやすいもの。
ポジティブな感覚をベースにすると、不思議と視野が広がり、人生そのものの景色がパッと明るくなるような気がするのです。
「一番大切なのは、完璧であることよりも、まずは自分の体や気持ちをしっかりと見つめること。そして『これなら続けられそう!』とワクワクできるアプローチを選ぶことじゃないかなと思います」と野上さん。
そんな彼女の言葉には、“恐怖ではなく喜びから始める”というオーガニックの豊かな可能性が詰まっているように感じます。
これからの健康やライフスタイルを考えるうえで、ちょっと心が軽くなるヒントになるのではないでしょうか。
頑張りすぎないからこそ継続できる。がんじがらめじゃなく、好きなことを楽しめる“ゆるやかなオーガニック”が人々を癒やす理由
そうした学びを経て、野上さんは「完璧主義のオーガニックではなく、自由を大事にしたオーガニックを提案したい」と考えるようになりました。何かを排除する考え方ではなく、自分の体や心の声に耳を澄まし、必要に応じて、科学の力も一部使う。一番大切なのは、自分を責めないこと だと言います。
「発信を続けていたら、いろんな方が相談に来てくれるようになって。みんな、『私、頑張りすぎて苦しくなっていました』って言うんですよ...
そんなとき、私が『100%でなくてもいいし、たまには、息抜きしてもいいんですよ』と伝えると、涙ぐむ方もいるんですよね。」
「オーガニックは本来、人を追い詰めるものじゃなく、人を解放するものだと思うんです。」という言葉が、とても印象に残りました。
食と生き方にこだわるのは大切。でもそれ以上に“自分を許す”選択肢を持つだけで、驚くほど楽になる。
野上さんは最後に「どんなに良いアイテムでも、“使う人の気持ち”があまりに追い込まれていたら、本当の意味で健康になれないと思うんです」と言います。10年、そして11年目へと進む中で、多くの人に出会い、相談を受け、答えを一緒に探してきた彼女。“いい意味でゆるい”発信に救われたと感じる人は、今後も増えていくでしょう。
あなたが「ちょっと疲れてきたな」「完璧を求めすぎてしんどいかも」と感じるなら、ぜひこのコラムを思い出してみてください。
彼女のこれまでの歩みを見ると、「何が何でも安全でありたい」「病気が怖いから絶対オーガニック」という恐怖ベースではなく、「自分が心地よいから」「これをやるとワクワクする」というポジティブな気持ちが出発点であることがわかります。
オーガニックに限らず、健康やライフスタイルを考えるときに大切なのは「恐怖で自分を追い詰めないこと」。
野上さんがその道を選び続けたからこそ得られた感謝の言葉は、彼女自身をさらに前向きにし、やがて新たな“好き”や“ワクワク”を見つけ出す原動力になっていくのだと思います。
もし、あなたが「頑張らなきゃ!」「完璧にしなきゃ!」と苦しくなっているなら、このお話を、思い出してみるといいかもしれません。
気負わず、自分のペースで、好きなものをちょっとずつ取り入れてみる...。そんな小さな一歩が、大きな「ありがとう」の輪を生むきっかけになるのではないでしょうか。
そこには、恐れや、不安、義務感などではなく、感謝と喜びが教えてくれる、ワクワクする”オーガニックな世界”が待っているはずです。
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