あなたは、夢を何度壊されても、何度でも立ち上がれますか?
思い返せば、私たちIN YOU MARKETが生まれたのは、約9年ほど前のことでした。
まだ「サスティナブル」や、「オーガニック」という言葉すら、今ほど世の中に根付いていない時代でした。
世の中は、体に悪いもので溢れかえり、周囲の方がストレスと、乱れた食生活で、次々と病に倒れていく姿を見て、途方に暮れていました。
10年以上前の当時、私は「本当に体に良いもの」を探していたたった一人の消費者にすぎませんでした。
そんな願いから、ライフワークの延長で、お休みの日に小さな発信活動を始めたのが最初です。
最初は、身近な人からもほとんど理解されず皆、半信半疑でした。
「そんな活動が仕事になるのか」と、家族にも心配されました。
また、ひどい時は創業してしばらくした後に、過去に働いていたスタッフから「続くわけがない」「あいつは大馬鹿者だ」などと面と向かって、または裏でバカにされたことが何度かありました。
そんな心無い言葉を受け、死ぬほど悔しい思いをしながらも、私は、「自分の血の滲むような努力を鼻で笑って、馬鹿にする人の言葉を信じるものか・・」と歯を食いしばり「それでも自分が本当に信じられるものを届けて、人様のお役に立てる、健康にも環境にも貢献できるこの仕事がこれからもし続けたい」と強く心の中で思っていました。
夜な夜な、パソコンの前で悩みながらも仕事に明け暮れ、時には予期せぬことや、大きなトラブルが起きることもしばしばありましたが、大晦日さえも、泣きながら一人で顧客に向き合って来ました。
そして、次第に、信頼できる仲間を募りました。
今思えば色々なことが、無謀だったかもしれません。
でも、「誰かに必要とされるサービスを作る」「身近な人も含めてIN YOU MARKETを必要としてくれている人がいる」という情熱だけが、私の歩みを今まで止めなかったのだと思います。
現実は想像の5倍過酷。SNS映えなんて一切しない現実。それでも、やり続けてきた理由。
想像に難くないと思いますが、正直、何度も心が折れそうになりました。
自分が思い描いていた華々しい未来と、現実とのギャップに何度も、苦しみました。
調子の悪い時は、注文が殆ど入らなかった日もありましたし、「私のやっていることに果たして意味はあるのだろうか」と、自問自答する日々もありました。
でも、そんな私に勇気をくれたのは、他でもない「あなた」の存在です。
- 「IN YOU MARKETの存在に救われた」
- 「この商品がなかったら本当に、困っていた」
- 「体調が改善した」
そんな言葉をいただくたびに、挫けそうになっても、「ああ、続けていてよかった」と、また立ち上がることができました。
どんなときもIN YOU MARKETを使い続けてくださった皆さま、ありがとうございます。
また数年前、とても印象的だったのは、オーガニックりんご農家さんの農産物がトラブルで何トンかダメになり、廃業寸前の時、「みんなで助けてあげたい」とIN YOU MARKETでオリジナル・クラウドファンディングを立ち上げたとき。
驚くほど多くの方々が「応援します」と声をあげてくださり、農家さんは再び立ち上がり、今では超有名三つ星レストランから認められるまでになりました。
その時、私は確信しました。
「ひとりひとりの応援や行動が、現実を動かすんだ。」と。
本当にそれを肌で感じられたエピソードです。
大きな社会の波に飲み込まれそうになりながらも、残った大切なものとは
コロナ禍やそれ以降の社会情勢の変化は、私たちにも深刻な影響がありました。
世の中全体が重苦しいムードに包まれていましたし、私たちも一時的に仕入れ先が減ったり、売上が減って、経費だけがかさむ・・。
時には、こんなに大変ならば、もうやめてしまった方が幸せなんじゃないかと思う時もありました。
でも、そんなときでもお客様、そして社内のチームの仲間は変わらないスタンスで、支えてくれました。私たちは、決して一般的にSNSでもてはやされるようなベンチャー企業のように、派手派手・イケイケな組織ではありません。
けれど、嘘をつかず、正直で、まっすぐで、顧客ファーストの精神を持った、温かい人たちばかりです。
「安全・安心だけは絶対に妥協しない」というポリシーに共感してくれたメンバーのみんな、小さなことでも手を抜かず、ひとつひとつの商品に思いを込めて送り出してきました。
彼ら一人一人には人生に山あり谷ありで、決して簡単な道のりではなかったと思うのです。
本音を言えば、商売至上主義に流れた方が、よっぽど楽だったと思います。
「成分なんて細かいこと気にしなくても、どうせ消費者なんてあまり、分かってないよ。」
「IN YOU MARKETさんは厳しいから、ケミカルな製品でもOKに緩和してくれない?そしたら取引するよ。」
「日本で薬剤を使わないでXXXを育てるなんて無理だって笑」
そんな声も業者様から多くいただきました。
それでも、私たちは絶対に妥協しませんでした。
甘い誘惑にも負けず、 「本当に良いもの」だけを、真心とともに届け続けることを選んできたのです。
憧れだけで来たメンバーは全員消えた。続々消えてゆく人たちの背中を見て。
かれこれこの9年の間に、たくさんのメーカーさん、生産者さん、同業者が市場から消えていきました。
彼らも、決して怠けていたわけではありません。
むしろ、熱い想いを持ち、彼らなりに、努力してきたのだと思います。
でも、
「消費者のニーズがない」
「売上が思うように伸びない」
「購入=応援が十分に広がらない」
そんな現実の壁にぶつかり、モチベーションを失い、
「もうこれ以上は無理だ」と保守的になり、やがて静かに、廃業し、市場から去っていきました。
この9年間で、消えていったのは決して、メーカーや生産者だけではありません。
一緒に働いてきた人たち、オーガニック業界に飛び込んだ多くの人たちも、次第に、その姿を見なくなりました。
最初はみんな、目を輝かせてこの世界に飛び込んできます。
「オーガニックって素敵!おしゃれ!」「健康や環境に貢献できるなんてカッコいい」「楽しそう!」などなど。
でも、実際の現場は理想と現実のギャップが激しく、地道で、努力が必要で、ぬるま湯につかりたい人には向いていません。
粘り強さや継続する力はもちろん、泥臭いことでも文句を言わずにできなければ続けていくことはできません。
華やかに見えても、舞台の裏は毎日が地道で地味な作業の繰り返し。そして小さなトラブルと格闘の連続です。
「努力する覚悟がない」
「綺麗ごとだけが好き」「ふわふわした憧れだけ」―
そんな生半可な気持ちでやってきた人たちは、現実にぶつかり、あっという間に心が折れて去っていきました。
つまり、「この業界自体に思い入れがない」人には、決して続けることができない業界なのだと思います。
今、本当に「届けたい」と信じ、この世界を変えたいと願う仲間だけが、ここに残っています。 数は少ないかもしれません。
でも、たくさんの人が去っていく中で、残ったスタッフやパートナー達は、誰よりも顧客のため、オーガニックの未来のために努力を惜しまず、泥臭く働き続けています。
あなたの選択がこの業界の生死を決めるかもしれない。
全員、本気で応援してほしい。
そして今、IN YOU MARKETは改めて大きなチャレンジに向き合っています。それは、「ゼロから倉庫を立ち上げ直す」という大きな決断です。
今まで当たり前にできていた「商品をすぐにお届けする」ということも、この数週間だけ、皆さまに少しだけお待ちいただくことになります。お客様にご不便をおかけすることは、心苦しいです。
でも、この挑戦は、大袈裟かもしれませんが、 100年後もオーガニックが当たり前に選べる社会をつくるためのチャレンジだと信じています。
私たちチームも、毎日が不慣れなことだらけで、
地道で泥臭い作業の連続です。
でも、このプロジェクトを成功させることで、
少しクサイかもしれませんが「どんな困難も、諦めなければ乗り越えられる」「無力だと思い込んできた自分でも、何かを成し遂げられるかもしれない」という勇気とメッセージを届けたい。
一つの会社を超えて、個人としても、そんな証明をしたいと思っています。
「一人ひとりの行動で、未来を変えられる」
私が一番この10年単位の活動で、ずっと伝えてきた言葉を改めて、ここに残します。
【この期間だけの特別な取り組み】あなたの行動は、直接的な貢献になる。
倉庫立ち上げ期間中、IN YOU MARKETでは応援の意味も込めて、「セール」や「応援企画」を開催します。
倉庫移転に伴うキャンペーン
- サブスク限定のお得なセット
- IN YOUオリジナルのノベルティやプレゼント
- “みんなで一緒に盛り上がる”同梱キャンペーン
- 今までにないワクワクする新企画
どれも心から「ありがとう」の気持ちを込めて用意しています。
また、もう一つの意図としては、一緒にIN YOU MARKETを作ってきてくださったユーザーの皆様にも協力をいただき、一緒に作って欲しいという意図もあります。
もちろん直接、ボランティアやアルバイトとしてIN YOU MARKETの倉庫運営を手伝うことは難しいかもしれませんが、遠隔地からも、サポートならできるのではないかと思っています。
例えば、IN YOU MARKETの倉庫を立ち上げるには本当にたくさんの初期コストがかかっており、もちろん、それ以降も運営コストがかかってきます。さらに、IN YOU MARKETの裏側で働く人々の生活を支えるには、たくさんの人件費も必要です。
だからこそ、あなたがこの期間、IN YOU MARKETの応援セールやクラウドファンディングご支援企画にご参加いただくこと、それだけで十分に「倉庫の立ち上げ」をサポートしていただいているのと同じことなんです。
あなたが購入という形で支援してくれることが、
日々の運営を支え、現場で頑張るスタッフの生活を守り、そして何より
「無事に新しい倉庫を完成させるための大きな力」となります。
そして、もしこのチャレンジをみんなで乗り越えることができたなら、
今まで以上に、あなたが「参加してよかった」と心から思えるようなサービスや、企画をどんどん生み出していきたいと思っています。
一緒にこの壁を乗り越えた先には、必ず今までにない体験と喜びをお返ししたい。私たちにそのチャンスを、ぜひください。
このチャレンジを一緒に乗り越えて、新しいIN YOU MARKETの歴史を刻みましょう。
正直、この業界で生き残り続けるのは決して簡単なことではありません。
それでも、私たちは「あなたの一つの注文」、 一つひとつが、現場のスタッフや、未来のオーガニックな社会を守る大きな力になると信じています。
【あなたがいてくれたから】
思い返せば、この10年は「あなた」と共に歩んできた道でした。
何度も、ピンチの時に支えてくれたあなた。
どんな時もIN YOU MARKETを応援し続けてくれたあなた。
そして、今日も私たちの想いを受け止めてくれるあなた。
もし今、私たちの挑戦に少しでも共感してくださるなら、
「今回だけは、応援団の一員になっていただけませんか?」
この新しいチャレンジの期間、あなたの「応援」が、
私たちの未来だけでなく、日本のオーガニック市場、そして次の世代の子どもたちの未来を明るくすることになるのです。
最後に・・
続けることは、時に命より重い。
あなたに伝えたいこと。
最後に、私からあなたに伝えたいことがあります。
諦めないことの大変さと、大切さを、私はIN YOUという会社でたくさん学びました。
一つのことを続けることの難しさも、尊さも、痛いほど知りました。
何度も心が折れそうになりながらも、一歩一歩、泥臭く歩き続けてきました。
「続ける」ということは、決してきれいごとじゃなく、孤独で、苦しくて、誰にも気づかれない涙を流す瞬間もたくさんあります。
でも、今だからこそ言えます。
けれど、今、道半ばでやめてしまったら、今投げ出してしまったら、本当に守りたい未来、大切にしたいものさえも、残りません。
「良いことを続ける勇気」こそが、社会を変える本当の力です。
私たちがここまで続けてこられたのは、たくさんの人の応援があったから。
そして、自分自身が「良いことを続ける勇気」を選び続けてきたからです。
このメッセージを読んでくれているあなたも、今、大変な毎日や、叶えたい夢、挑戦したいことがきっとあると思います。
どうか、私たちの泥臭く人間くさい生き様を通して、
「大変でも、やってみよう」「私も、良いことを続けてみよう」と、
少しでも心のどこかで思ってもらえたら、こんなに嬉しいことはありません。 「良いことを続ける勇気」こそが、社会を変える力です。
もちろんそれは、はじめの一歩は、社会活動や、生産的なこと、ビジネスとかじゃなくても、オーガニック生活を続けて、間接的に社会に貢献することでも問題ありません。
あなたのその一歩が、私たちにとっても、あなた自身にとっても、
そしてまだ見ぬ未来の誰かにとっても、大きな希望になります。
どうか、この一度きりの大きなチャレンジに、あなたも「応援」という形で参加してください。
一緒に「灯」を絶やさず、未来へつなげていきましょう。
いつも本当にありがとうございます。
そして、これからもよろしくお願いいたします。
IN YOU MARKET
代表 松浦 愛