木の糸とオーガニックコットンの木の布ブランケット｜農薬・化学肥料不使用素材使用率100%！一年中使える利便性。眠りが深呼吸に変わる。天然繊維と微かな癒しの森の香りをあなたの寝室に。

最初に香りが来ます。強すぎない、ごく淡いウッディノート。

ついでに、素肌に触れたときの“ふんわり、でもベタつかない感触。

誇張のない一枚なのに、夜の空気の質が、変わる。

化学繊維の軽さや乾きの速さに慣れきった寝室で、このブランケットは「戻るべき基準」を差し出します。

IN YOU MARKETの理念「すべての人にオーガニックな暮らしを。」を、いちばん長く肌と呼吸に触れる層で具体化したのが、この「木の布」です。

ベッドに森を置くという生活導線。

寝具は、毎晩の8時間を無言で引き受けています。

にもかかわらず私たちは、洗いやすさと軽さだけで素材を決めがち。

静電気や蒸れ、においの滞留といった小さなノイズも、“便利だから、仕方ない”で流してきました。

季節の変わり目、更年期の揺らぎ、妊娠産後の繊細な時期、体調不良の日、あるいは忙しすぎる日々。

眠れないのは気合いでは解決しません。

でも夜に触れるものを、単純にやさしいものにする。

それだけで眠れることがあります。

乾きやすさより大事なもの。

素肌が「ここなら大丈夫」と思える触感を毎晩味わう

「森を弱らせたままでは、人の回復も頭打ちだと感じました。だから、布に“木”を編み込む道に進んだんです。」

彼女が木の布に出会って、かれこれ、5〜6年。

「森と一緒に呼吸して生きたい」その感覚が芽生えたのは、ある山の中で一人、風の音を聞いていた時でした。

目の前の木々は静かに立っているだけなのに、そこには再生という働きが絶えず流れている。

倒木が土に還り、新しい芽がまた光を求める。

リハビリで“回復”を見守ってきた彼女は、その光景を見た瞬間、森と人の生命のサイクルが同じ構造にあると気づいたと言います。

「森の仕組みを暮らしの中に取り戻せたら、人ももう少し無理をしなくて済むはずだ」そうして辿り着いたのが、“木の布”という素材の表現でした。

森の一部をそのまま生活に迎え入れるように、呼吸できる寝具をつくる。

それが、いまの木布づくりの原点です。

リハビリの現場で回復に向き合ってきたからこそ、個人の努力だけでは越えられない壁があると知っていました。

環境が、人をつくる。

そんな直感に背中を押され、彼女は素材の出発点を森へ向けます。

最初のきっかけはコロナ禍。デザインパートナーとマスクを作り、そこから“安らげる道具”へと関心が移ります。

そしてこのタオルケット／ブランケットに行き着きました。

そして彼女が選んだのは、農薬をつかわない木由来のセルロース繊維と自然素材（例：マニラ麻）、そしてオーガニックコットンとのブレンド。

オーガニックコットン60％、そして木糸40％を織り合わせたワッフル地。
木糸はマニラ麻50％と木の繊維50％から成り、どちらも農薬を使わずに育った植物由来の素材。
つまり、化学繊維も農薬も一切不使用。

実質的には100％天然素材。
この一枚は、認証の枠を超えて、本当の意味でのオーガニックな布を目指して生まれています。

認証の取れたコットンにこだわった結果、ロットは大きくなり、在庫リスクと真正面から組むことになりました。

しかし、小物から寝具サイズへの拡張では縫製先が見つからず、タグのリボンは洗濯で縮み、やり直しが続きます・・。

製造パートナーとの布地の調整を繰り返し、理想の感触を探る日々が続いたと言います。
「正直、もうやめようか」と思った日もあったといいます。

けれど、生地を手に取った瞬間の“木の息づかい”が忘れられなかった。

幾度もの試行錯誤の末、ようやく納得のいく柔らかさと軽さを両立できたとき、彼女は初めて「これなら、人を包み込める」と感じたそうです。

そうして、木の布ブランケットは静かに形を帯びていきました。

「できあがった一枚は、まず香りが違いました。『波動がいい』『包まれる感じがする』という言葉を何度もいただいています。」

香りは控えめだけど、安心できる。

ワッフルの織りは素肌にさらり、けれどふわり。

一年中、真冬は上に重ねると空気を含んで温かさが増し、春夏は素肌のすぐ上で「汗をためない」安心感をつくる。

旅慣れた人はリュックに入れて海外へ持っていき、ホテルの見知らぬ空気をごく短時間で「自分の寝室」に変えます。

誇張の効能ではなく戻りやすさ。

その距離感に品が宿ります。

けれど、買い物で森を守るという言い方には抵抗がありました。

頑張って使うのでは続かない。

使いたいから自然に続くものにしたかった。

過去に実施したクラウドファンディングでは海外からも静かな賛同が届きました。

今後は森林組合と連携し、手入れされた森がどのように布になり、誰の暮らしに届き、森がどう回復していくかを可視化したい。

都市の室内に深呼吸できる空間を増やす。

木布に環境技術（光触媒など）を重ね、空気の質から暮らしを整える。

そんな構想も、彼女との取材には、丁寧に残されています。

旅先でも家でも、同じ自分に戻る手がかり

「あると楽」ではなく「ないと落ち着かない」に変わる

このブランケットの価値は、使い始めの三十秒でわかります。

照明を落とし胸あたりに軽く掛けて、鼻から長く吸い、口から細く吐く。

五呼吸でいい。

この布を受け取った人たちの言葉は、不思議と似ています。
「最初の夜に、呼吸が深くなった」
「子どもの肌にも安心して使える」
「ホテルの乾いた空気が、森みたいになった」

誰もが口を揃えるのは、“主張がないのに変化を感じる”という点。
「香りや手触りを“効かせる”のではなく、身体が自然に戻れる場所をつくりたかったんです。」

強く印象づけようとしない布が、長く人の暮らしに残る。

香りが主役ではなく「触れている・呼吸している」を一度に思い出せる環境が主役です。

ワッフルの凹凸は経年で表情を変え、洗濯のたびに自分の一枚になっていく。常用できる控えめさに慣れ親しんだ安心感に手が伸びる。

そんなありそうでなかった両立が、毎晩寝る前のルーティンを静かに支えてくれます。

「まず一夜だけ、素肌に」翌朝の直感こそ最高のレビュー。

しっくり来るなら、そのまま続けて。

森林由来の芳香成分（いわゆるフィトンチッド）に触れると、前頭前野の活動が落ち着き、副交感神経が優位になるという報告があります。

ヒノキ葉油の嗅覚刺激で、右前頭前野の酸素化ヘモグロビンが低下し、心拍変動のHF成分（副交感指標）が上がった、という実験結果はその代表例です。睡眠そのものを保証するわけではありませんが、「休息に入りやすい生理の下地」に寄与し得ることは示唆されます。

また、森に身を置くとNK細胞活性の上昇が見られ、数日〜1週間程度持続した研究もあります。

香りを含む森林環境の複合要因のひとつとして、木の揮発成分が関与している可能性が指摘されています。

寝室で強い香りを焚くことを推奨するものではありませんが、“微かな木の匂い”がある環境を心地よいと感じる背景には、こうした生理の動きが関わっているのかもしれません。 

それから、更年期女性でモミ系精油の長期吸入が気分・睡眠・血圧の指標を改善したという報告もあります。

個人差はあれど、寝ている間にも届き続ける「弱い刺激」の扱いは、年齢や季節の変化と付き合ううえで無視できません。 

研究が示すのは“静かな後押し”。

素材は、木由来の繊維と自然素材（例：マニラ麻）、そしてオーガニックコットン。

コットンは認証を満たす水準の原料を選ぶ方針で、比率はロットにより最適化されます。

香りは主張しない程度。

肌ざわりは“さらり×ふわり”のワッフル。

一年を通して使えるのもポイント。

冬を重ねれば空気層が暖かさを増します。

洗濯はネット推奨。干す前に形を整えると表情が長持ちします。

お気に入りすぎて、旅に持って行く人もいます。

プレゼント需要も強く、出産祝いや新生活の贈りものに選ばれているのだそう。

IN YOU MARKETは、原材料、農薬や化学肥料の有無、遺伝子組み換えの不使用、添加物の有無、縫製や検品の背景など全てのでどころまで、購入前に知りたい情報を可視化して製品を選定しています。

ここで“欲しい”が生まれるのは、煽りでも演出でもなく、私たちの感覚と矛盾しないから。

素肌が「ここなら大丈夫」と思える触感と、鼻先でほどける微かな木の息づかい。

洗うたびに自分の一枚へ近づく控えめな育ち。

自分へと戻りやすい夜を毎晩つくる道具として、このブランケットは頼れます。翌朝の直感がYesなら、そのまま続けてみて。

私たちは思います。
このブランケットが伝えているのは、眠りそのものよりも、眠りに入る前の静けさなのだと。
慌ただしい現代の夜に、ただ“自分に戻る”という行為を思い出させてくれる存在。それは、IN YOU MARKETが大切にしてきた「オーガニックを、特別ではなく日常に」という考えそのもの。

派手な言葉で飾らなくても、素材と人との関係を正直に結び直すだけで、暮らしは変わる。この木の布ブランケットは、そんな最前線にある一枚です。

夜、ベッドに広げて深呼吸するとき、あなたの部屋の空気の中にも、確かに“森の循環”が息づいている。
私たちはそんな瞬間を、これからもひとつずつ増やしていきたい。
オーガニックを、息づく日常へ。

その小さな一歩が、ここからはじまります。