余談ですが、私自身、日々の生活において「睡眠」を何よりも最優先しています。
経営と子育てを両立する中で、子どもがいなかった時期や、独身時代のように「気が済むまで、いくらでも眠る」といった時間の使い方は、物理的に不可能です。
定期的なミルク、子供のお風呂、仕事、経営戦略、家事、自分の身支度…買い物…などやることを考えれば本当に、タスクが数え切れません。
パートナーと手分けをして、少しでも睡眠を確保しようと努力していても、パートナーも朝から仕事があるので、遅く寝てしまった場合でも、早起きしなければいけない日も多いですし、当たり前に、仮眠も好きにできるわけではありません。
与えられた短い睡眠時間の中で、いかに脳の疲労を取り除き、疲れた体を修復するかが、経営者にとっては、もはや死活問題。睡眠の量が好きなだけ確保できないからこそ、私は睡眠の「質」に対しては、人より、かなりの執着を持っています。
そのため、私のナイトルーティンにはしっかりとしたルールがあります。
例えば、どんなに忙しくても深夜にお風呂に入ることを最近避けています。交感神経が優位になり、深部体温が下がるタイミングを逃して寝付けなくなる上に、その後にやらなければいけない小さなタスクが積み重なり、0時過ぎに寝ようと思っていても結局寝付けるのは2時…などということになってしまうからです。
だからこそ、あえて、必ずなるべく早めの時間に入浴を済ませます。
また、仮に仕事のタスクが残っていても、深夜1-2時までダラダラと起きてパソコンに向かうことはしません。(もちろん、子どもがいなかった時は好きなだけしていましたが…汗)
疲労した脳で粘るよりも、潔く早めに切り上げ、翌朝の頭が完全にスッキリとリセットされた状態で、限られた時間に集中する「ディープワーク」を取り入れています。
そして何よりも一番重要なのは、「布団の中の環境」です。
色々なことを考えてしまうと、布団に入ってから2時間以上も寝付けないようなことが私はよくあるタイプなので、早めに布団に入ることはもちろん、布団の中ではビジネスのアイデアや悩みについていつまでも考えたり、スマホのブルーライトを浴び続けたりすることはしません。
布団に入った瞬間から、脳に「ここは、シャットダウンして休む場所だ」と認識させるためです。
ただ、いくらマインドセットや入浴時間をコントロールしても、「肌に直接触れる寝具の環境」が最悪であれば、自律神経は絶対にリラックスしてくれません。
人間は睡眠中にコップ1〜2杯分(約200ml〜400ml)の寝汗をかきます。そして、大半は、マットレスと密着している「背中や腰回り」に集中します。この行き場を失った熱と湿気が、私たちの深い眠りを妨害し、翌朝、寝たはずなのに、疲れが取れない謎の疲労感を生み出しているのです。