2016年10月から開発をスタートさせ、改良に改良を重ねて2018年3月に完成。
摂食障害を乗り越えて作られたアイスクリーム。
出品者の千野さんはこう語る。
「以前、モデルのお仕事をしていたことがあり、体型維持を心がけていました。
ですが、健康に関しての知識をはなくて、自己流で取り組んでいたこともあり、
知らぬ間に摂食障害になっていました。
過食嘔吐や過食と絶食を繰り返していましたが、
自分自身が摂食障害だということには気付いてはいませんでした。
本屋さんで偶然見つけた、
「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」という書籍の内容に感銘を受け、
実際に取り組んでみたところ、摂食障害が治り、健康的な身体を手に入れることが出来ました。
この情報で人生が劇的に変わり、日本中に伝えたくなっていました。
そして、2016年の夏、私の手料理を振舞うイベントを開催し、
ゲストに楽しんで頂くことが出来ました。
この日のイベントは、赤字だったのですが、すっごく幸せを感じていたんです。
夜寝るまで、じんわりとした幸福感に包まれていました。
今までは自分のエゴを満たしていただけだったのが、
ベクトルが自分ではなく世の中に向いたんです」
野菜やココナッツミルクを使った料理を振る舞い、
友人達に「おいしかった」と喜ばれた千野さんは与えることで、「幸福感」を感じた。
低糖質からスタートしたアイスクリーム作り
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人生を救ってくれた書籍をベースに起業することを決めて、
紆余曲折の日々が始まりました。
飲食店開業やキッチンカー、商品開発など、様々な手段がありました。
健康に関する良い情報は手に入っても、食品自体が
普及しきれていない現状を知り、商品開発をすることに致しました。
商品開発も、どんな商品にするか迷いましたが、
健康に対するイメージを変えることから日本は始めなければならないという考えから、
「楽しく、美味しく健康へのキッカケ作り」をテーマに
アイスクリーム事業を行うことに致しました。
最初に作ったアイスクリームは「低糖質」からのスタート。
「私自身が低糖質の食生活を行っていて、
それが理由で低糖質のバニラアイスクリームを作りはじめました。
牛乳と比べてココナッツミルクは糖質が低い利点を活かそうと思いました。
ただ、材料に使用していた低糖質甘味料を、
健康面的によく思わないお客様が多くいらっしゃいました。
低糖質を意識するあまり、
食べ物で大切な「美味しさ」を蔑ろにしていました。
糖質を極端に控えてしまうと、
不眠症や免疫力の低下などの悪影響が起ることが自分自身の経験からもわかったので、
今となっては糖質とは上手に付き合っています。
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２千個の試験販売により完成した至高のアイスクリーム
思考錯誤する中で重要視した部分はお客様の声だった。
２千個は試験販売しましたね。
厳しい意見もありましたが真摯に向き合いました。
今の仕事は、生きがいを感じられると語る千野さん。
「したいことをしてないと、他人や世の中のせいにしがちです。
したいことをしていれば、他人事ではなく自分事として捉えるので、
自らで考えて行動が出来ます。」
したいことをしているので、責任感もうまれて、失敗も前向きに捉えることが出来ます。
COCOVANILLA ICE CREAMは
『美味しく、楽しく、健康に向き合うキッカケ作り』と語る千野さん。
「キッカケ作りが一番大切なことだと思ってます。
人間、きっかけがあれば、自分で考えてどんどん進んでいきます。
健康のイメージを変える、キッカケをこのアイスクリームで出来れば嬉しいです。
優しくて、上品な、自然の味をお楽しみ頂けます。」
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