もう一度日本人として、この土地に立ち戻るきっかけに。自分の身体の声を自分で聞ける人が増えますように。 | IN YOU Market|厳選オーガニックショップ-食品・コスメ・サプリ


もう一度日本人として、この土地に立ち戻るきっかけに。自分の身体の声を自分で聞ける人が増えますように。

2019/10/18

流行を追いかけるだけではなく、
日本人としてこの風土に生かされ、人は自然の一部なんだということを思い出してほしい。
そんな想いで、この商品お届けしています。

そう語る出品者の林さん。

椿油が生まれた成り立ち

この商品を作るきっかけになったのは、創業者である梅﨑和子さんのお子様だそう。

元々梅﨑さんはご自身が虚弱体質でしたが、食べることが大好きだったので、
栄養士の道へいかれました。
その時に食養を学び、実践されていました。

ですが、授かったお子様がアトピー性皮膚炎でした。
それがきっかけで、ご自身の知識をさらに見直すことになっていきます。

母乳を飲ませるとわが子のほっぺはじゅくじゅくと赤くなり、
下痢をしたりしてぐずってなかなか寝ついてくれず疲労困ぱいの日々。

食事は良いはず。でもなぜ?

お子様はゴマアレルギーだったのですが、
マクロビオティックの食事をしていたため、ごま油を使用しており、これが原因だったのです。

食養理論では正しいはずという、思い込みを子どもから思い知らされることとなりました。

約30年前のことです。

そこから、ご自身の息子さんのために、同じような悩みを持つ親子のために食育を。
そう考え、勉強の意味を込め会社を立ち上げられました。

立ち上げた当初は、アレルギー関係の本を出版していたこともあり、
90パーセントの方々が、子どものアトピー性皮膚炎に悩んでいる親子連れの方たちだったそうです。

今では、大阪をはじめ、京都、東京でも教室を開かれ
重ね煮を通して食と健康の大切さを伝えられています。

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そんな梅﨑さんがなぜ椿油?


「食をお伝えしながら、なぜ椿油を扱おうと思われたんですか?」

率直に伺ってみたところ、教えていただきました。

「昔から周りにアトピーを持つ親子が多かったんです。

除去食をしている子供たちが多かったんです。
胃腸を整えることが大切、という指導のもと、改善していった。

家庭料理は家族の健康を支えるものであり、
毎日の食事はいのちの基となる大切なものです。

ですが、アトピーの方が多かったので、
当然ですが肌に悩まれているお客さまがかなり多く、
スキンケアも望まれるようになりました。

アロマなども今ほど無かった時代。
スキンケアとして安全、安心なものをと考えて、考えて、考えて。

そして、この椿油を作ることにいきつきました。

私たちが考えるのは、住んでいる環境に合ったものがいい、ということ。
身土不二(※)です。
できるだけ身近なものを使ってケアできるもの、それが一番体に無理がない
そう考えています。

※身土不二とは、「人と土(環境)は一体で、人のいのちと健康は食べもので支えられ、食べものは土(環境)が育てている」という考え方

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椿自体もこだわり、製造自体もこだわる


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この椿油は、伊豆諸島にある利島で作られています。
外国からもたらされたものではなく、日本古来のもの。

利島では、江戸時代に椿油を燃油として用いるため植林されました。
なんと、島の80%が椿の木。
椿は1本が実をつけるのに20年かかるんです。

そして、この椿の完熟した実を、手で拾い集めて、生産されているところなんです。
無理に切るのでもなく。

その椿を8~10時間かけて乾燥させます。
乾燥したら、化学薬品を用いずに、低温でじっくり6時間かけて圧搾していきます。
そして油から不純物を取り除く作業をして、洗浄処理を8回繰り返していくのです。
その後、濾過、脱色をし、完成していくのです。

こうして圧搾することで、元々酸化しにくい椿油ですが、より酸化しにくい状態になります。

よく市販で見かける椿油は黄色など色がついています。
でもこの椿油は無色。

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それは、アトピー肌のように超敏感肌の方には、
市販で売っている椿油でも刺激になることがあります。

そんなことが無いように、できるだけ肌に刺激がないように、油の中でも余計なものを省きました。

実際、この椿油を使った方では、皮膚はもちろんのことながら、
鼻の粘膜に塗ったら、すごく楽になった、などのうれしいお声をいただいております。

この椿油は、作る人全員の人に対する愛が込められた商品なのです。

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この椿油を通して、今後人々に伝えてきたいこと

最後にこう語ってくださいました。

私たちが考えるのは、
人はその土地に生かされているということ。

日本人であれば、日本の土地に生かされている。

流行、快適と今は技術が進みます。

電気はつき、蛇口をひねると水が出て、
テレビ、洗濯機、冷蔵庫の生活機器から始まり、
スマホ、パソコンなどのIT機器、
車、電車、飛行機などの移動手段。
どれも便利で快適です。

これを無しに、という話ではありません。

私たちの身体に刻まれた日本人としてのDNAを忘れてほしくないんです。

人は自然を、そして地球をコントロールしているように錯覚しそうになります。
でも、私たちも自然の一部だということをわかってほしい、思い出してほしいんです。

そして、体調的にも、精神的にも自分自身が身体の声を聴けるように、
SOSを感じ取れるように、なってほしいんです。

養生の手前手前の考え方で、自分の身体の主治医は自分。
そんな健康な人が増えますように。

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