整えることは、足すことじゃない。
農薬も化学肥料も使わず育てた菊芋を、そのまま、お茶という形に。

腸活は、がんばるものじゃなくていい。
毎日の食事を完璧に整えたり、新しい習慣をいくつも増やしたりしなくても、もっと静かで、暮らしに溶け込む形があっていいはず。

そんな思いから生まれたのが、菊芋茶という選択です。

里山の時間が育てた、菊芋という植物

この菊芋が育ったのは、都会の喧騒から離れた、山あいの静かな里山。

澄んだ空気と、やわらかな日差し。
鳥の声や、風が草をなでる音が、日々のBGMのように流れる場所です。

畑では、農薬も化学肥料も使いません。
土の力と太陽の光、そして雨だけを頼りに、菊芋はゆっくりと、無理をせずに育っていきます。

夏になると、人の背丈を超えるほど大きく伸び、ひまわりを小さくしたような黄色い花を咲かせます。
その一方で、土の中では、生姜によく似た白い塊茎が、時間をかけて養分を蓄えていきます。

急がされないこと。
余計なものを与えられないこと。
その育ち方そのものが、この菊芋茶のやさしさの土台です。

腸と向き合う、イヌリンという成分

菊芋が腸にやさしい野菜として知られる理由のひとつが、水溶性食物繊維「イヌリン」を豊富に含んでいること。

イヌリンは、体内で急激に吸収されることなく、腸の中をゆっくりと進みながら、腸内細菌のエサとなり、環境を内側から支えていきます。

何かを一時的に“効かせる”というより、整いやすい状態を、日々の積み重ねでつくっていく。そんな、穏やかな働き方をする成分です。

だからこそ大切なのは、「たくさん摂ること」よりも、「続けること」。

だからこそ、菊芋茶というかたちで

菊芋を取り入れる方法はいくつかありますが、その中でも「お茶」は、体にも暮らしにも負担の少ない選択です。

食事の量を増やさなくていい。
消化に無理をかけなくていい。
ノンカフェインだから、時間帯も選びません。

お湯を注ぐだけで、菊芋に含まれる水溶性の成分が、一杯の中にやさしく溶け出します。

忙しい朝。
食後のひと息。
眠る前のリラックスタイム。

どんな瞬間にも自然になじみ、「今日もちゃんと整える選択ができた」と思わせてくれる。それが、菊芋茶です。

手間と時間を、味と安心に変えて

この菊芋茶が少し特別なのは、仕上がりの味だけではありません。

収穫された菊芋は、丁寧に洗われたあと、機械ではなく、人の手で一枚一枚スライスされます。

形も大きさも異なる菊芋を見ながら、その日の状態に合わせて厚みを調整する。その小さな判断の積み重ねが、雑味の少ない、澄んだ味わいにつながっていきます。

乾燥後は、直火でじっくり焙煎。
火加減や色づきを見ながら、人の感覚で仕上げていく工程です。

この焙煎によって、土の香りは、どこか懐かしい香ばしさへ。
えぐみは抑えられ、やさしい甘みと、すっと引く後味が生まれます。

効率を考えれば、機械を使って大量生産ができる、けれど、この菊芋茶は、その道を選びませんでした。

余計なものは、何も足さない

原材料は、里山で育った菊芋のみ。
香料・着色料・保存料などの添加物は、一切使用していません。

味を整えるために何かを足すのではなく、素材そのものをどう引き出すか。

皮つきのままスライスし、直火で焙煎する。
そのシンプルな工程が、原材料欄が「菊芋」の一行で終わる潔さにつながっています。

土の香りと、焙煎の余韻

袋を開けた瞬間、ふわりと立ち上がるのは、土の香りと焙煎の余韻。

口に含むと、まず香ばしさが広がり、あとから菊芋本来のやさしい甘みが、ゆっくりと続きます。

派手さはないけれど、飲み進めるほどに、また飲みたくなる味。

食事の邪魔をせず、和食にも洋食にも、自然と寄り添います。

毎日の一杯が、未来をつくる

菊芋茶は、飲むだけで劇的な変化をもたらすお茶ではありません。

けれど、今日の一杯が、明日の調子を少し整え、その積み重ねが、数ヶ月後、数年後の自分を支えていく。

がんばらない腸活。
無理をしない選択。

里山で育ち、人の手で仕上げられた菊芋茶が、あなたの毎日に、静かな整いの時間を届けてくれます。

派手さはないけれど、飲み続けるほどに、体が静かに応えてくれる。 

菊芋そのものの恵みを、無理なく、心地よく取り入れたい。
まずはこの一杯から、始めてみませんか。