オリーブ材の木ベラ|やさしく長く使える、鍋やフライパンを傷つけにくい木製ターナー。静かでおしゃれな調理を叶える丁寧な手仕事のおすすめ一本
通常配送料に550円(税込)が加算されます。
長さ30cm
中東・ヨルダン産 オリーブの木
毎日の料理でこする音にひやっとしていませんか?
フライパンの寿命が縮むかも、音がうるさい。そんな小さなストレスから解放されたいなら。使うたび、音も手触りも優しい「木ベラ」という選択
最初にお伝えします。
これは「SNS映えのためだけの雑貨」ではありません。
おしゃれでありつつも、毎日キッチンに立つ人のための実用品です。
金属ベラでフライパンを傷つける不安、プラスチック製で高温下の劣化が気になる不安、その両方を抱える方に、IN YOU MARKETから1つの選択肢としてオリーブ材の「木ベラ」をおすすめします。
しかもこの1本は、ヨルダンで暮らす難民の方々の仕事づくりから生まれました。よくある表面的なエシカル風ではなく、本物のエシカルなストーリーが詰まっていて、生活にまっすぐ役立つ「道具」として仕上げています。
『問題は、将来が見えないことなんです』難民の不安を工程表に変えて。3人が1本を仕上げる静かで誠実なライン
現地に住む、オーナーの大橋さんはこう語ります。
「最初に悩んだのはどうすれば誰もが簡単に取り組める工程にできるかでした。現地で募集すると、日本とは違い買い手市場なので働きたい人はすぐ集まります。正直、そこに困ったことはないのですが、就労経験がない方が多い。だから工程を極力わかりやすく分けて、3人で1本を仕上げる流れにしました。粗削り、成形、仕上げ。
アラビア語が飛び交う工房で、みんな黙々と目の前の一本に向き合います。『強く言わない』『問題を起こしたくない』そんな彼らのソフトな気質は、ものづくりと相性がいいんですね。
頼んだ通りに、几帳面に続けてくれます。1回覚えると、次回から狂っていない。私にとってありがたい気質でした。」
「最初に技術の土台を作ってくれたのは、独学で腕を磨いたシリア人の名手でした。小さな工房で無給の見習いを出発点に、機械を自分の手先の延長のように使いこなす人。彼は第三国定住でイタリアへ渡るまでの間、現場の基礎を底上げしてくれました。
残すべき厚みや手に吸い付くような滑らかなカーブを教えてくれた人です。彼が練習用に削り出した試作品は、今も置いてあります。」
何千年と続くオリーブのある暮らし。実がならなくなった木を最後まで使い切るヨルダン発の循環デザイン
オリーブの国・ヨルダン。
畑では毎年の剪定で枝が生まれ、実をつけなくなった老木は伐られます。多くは薪行き。
彼女がそこに目をつけ、「もったいない」から始まったのがこの道具づくりでした。
現地で切り出されたオリーブ材を買い取り、自作の乾燥庫でひび割れを抑えつつ2週間ほどじっくりと水分を落とす。
木工の世界では半年〜1年の自然乾燥にこだわる人もいますが、現地の気候と材の状態に合わせて方法を選び、完全に割れた部分は潔く使いません。そんな合理性と丁寧さが、安定感につながっています。
言葉の壁より、伝えたい姿勢が大事。
工房では、アラビア語が共通言語です。
難民の人たちの多くがアラビア語圏から来ており、ヨルダンの人と自然に意思疎通ができるため、日々の作業はスムーズに回っていきます。
英語が必ずしも得意ではない人もいますが、「どうやったらもっと良くなるか」を共有する姿勢さえあれば大きな支障にはなりません。
ものづくりの基準を細かく決め、研磨の粒度を確かめ、仕上げの艶を皆で覗き込む。言語より、目と手で分かち合える基準が現場にはありました。
角が当たらない、焦げをはがしすぎない。日本の台所に合うベストな微差を求めて
日本の一般的なマンション等をはじめとしたキッチンの広さは海外よりひと回り小ぶり。
それなら道具も大きすぎない方がいい。
木ベラは鍋のカーブに沿う先端でソースをすくい、肩の丸みで炒め物を返すときに具材をつぶしにくく、柄の厚みは握ったときの安心感を最優先に決めました。
金属のカンカンという音がしないので夜の調理や、周囲で家族や子供が寝ている時も心地よいんです。
「立ち上げ時はいろんな機械を試しました。わずかなズレが厚みのムラになってしまう。そこで機械が粗く形を出すまで。最後は手の感覚で仕上げる。分業ラインでも些細な差を許さない、そんな基準をみんなで共有しています」
『木は清潔に保てるの?』『高温下の樹脂劣化』という現代の懸念。台所の小さなリスクを減らす選択
素材の話を少しだけ。
木は毎回洗浄・乾燥すれば、細菌の生存が抑えられるという研究が複数あります。例えば木製とプラスチック製のまな板の除染性を比較。木面内部への菌の侵入や乾燥時の失活が示唆され、木が衛生的に維持しうることが報告されています。
また、高温下でのプラスチックの微小粒子放出に関する研究も進んでいます。たとえばプラスチック製ティーバッグは、熱湯で使用した場合、マイクロ/ナノサイズの粒子が大量に放出され得ることが報告されています。
ティーバッグに限らず「樹脂×高温×摩耗」の組み合わせは、粒子発生の要因になり得る点は、台所道具全般にも知っておいて損のない知見です。
木ベラは高温下で軟化・削れが起きにくく、金属ほど鍋肌を傷めないという日常の安心にもつながります。
『ここなら大丈夫』と思えたから、住んで、つくった。砂漠の国ヨルダンは世間から見た「怖い」イメージと違い、治安も生活も安定している。
「ヨルダンは想像よりずっと暮らしやすいんです。インフラは安定していて、スーパーもカフェも外食にも困りません。外国人が集まる拠点にもなっているので、英語の通じる店が圧倒的に多い。
ニュースのイメージと違って、ここでの毎日は静かで、ものづくりの拠点として、安定感があります。
実は、難民の方々は「いつまでここにいられるのか」という将来の不安を常に抱えています。私たち日本人のようにいつまでも当たり前のように安心して同じ国に住んでいられるわけではない。
だからこそ、仕事のリズムを持てることが、心と生活の安定につながるんです。だからこそ、『仕事ではなるべく問題を起こしたくない』『言われた通りに丁寧にやる』という特色もあります。そんな謙虚に姿勢に、私はいつも学ばされています」
彼女もここ、ヨルダンに住むうちにすっかり生活に馴染むようになったと言います。
「映える」より「続く」を選ぶ。毎日の炒め物、ソース作りなど多種多様のキッチン用品。音が静かで鍋の寿命を延ばすための一本を
オリーブの木ベラは、大きめフライパンでの炒め物や鍋での調理に心地よく、鍋肌に沿わせる動作も得意です。ソースやカレーの鍋底をやさしくぬぐい、調味料を混ぜたり、静かに混ぜるときにも頼れます。
金属の硬さが苦手な方、プラスチックが溶けたりする恐れや、劣化が気になる方に、音も手触りも柔らかな日用品として寄り添います。
料理は一人じゃない。遠い砂漠の国から届く静かな手仕事が新しい日常をつくっていく
IN YOU MARKETの理念は、「すべての人にオーガニックな暮らしを。」
オリーブの木ベラは、農薬や肥料の話だけでは語れないオーガニックな姿勢を表しています。捨てられるはずの資源を買い取り、使い切る循環。
暮らしの安心と心地よさを優先した素材選び。
遠くの社会課題を自分ごととして手元の一本に変換する仕組み。
「良い道具を、長く、大切に」。そんな優しい選択は、台所の実用性を満たしながら、確かに世界と、つながっています。

おすすめの使い方とお手入れ(最小限のポイント)
使いはじめ・・・中性洗剤で軽く洗って乾かしてからお使いください。
ふだんの洗浄・・・使用後は早めに手洗いし、よく乾燥させてください。
避けたいこと・・・長時間のつけ置きや食洗機・乾燥機は木の反りや割れの原因になります。
ケア・・・乾燥が気になったら、食用の植物油(例:オリーブオイル)を薄くのばして整えてください。
※上記は木製調理道具の一般的なお手入れ方法です。実使用ではキッチン環境・水質・頻度により状態が異なります。
毎日の実用品としての理由:金属のように鍋を削らず、プラスチックのように高温で軟化しづらい。音も静かで、使うたびにストレスが減ります。
確かな作り・・・シリア出身の名手が残した基準と、難民の方々の几帳面な分業。自作の乾燥庫を駆使した丁寧さを感じます。
社会への小さな投票・・・剪定材の買い取り活用で資源を循環させ、働き口の少ない人たちに安定した就労のリズムを届けることが可能です。
もしあなたが、フライパンや鍋にやさしく、長く付き合える一本を探しているなら。このオリーブの木ベラは、毎日の台所になじみ、静かな安心と手仕事の温度を連れてきてくれるはずです。
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長さ30cm
中東・ヨルダン産 オリーブの木

毎日の料理でこする音にひやっとしていませんか?
フライパンの寿命が縮むかも、音がうるさい。そんな小さなストレスから解放されたいなら。使うたび、音も手触りも優しい「木ベラ」という選択
最初にお伝えします。
これは「SNS映えのためだけの雑貨」ではありません。
おしゃれでありつつも、毎日キッチンに立つ人のための実用品です。
金属ベラでフライパンを傷つける不安、プラスチック製で高温下の劣化が気になる不安、その両方を抱える方に、IN YOU MARKETから1つの選択肢としてオリーブ材の「木ベラ」をおすすめします。
しかもこの1本は、ヨルダンで暮らす難民の方々の仕事づくりから生まれました。よくある表面的なエシカル風ではなく、本物のエシカルなストーリーが詰まっていて、生活にまっすぐ役立つ「道具」として仕上げています。
『問題は、将来が見えないことなんです』難民の不安を工程表に変えて。3人が1本を仕上げる静かで誠実なライン
現地に住む、オーナーの大橋さんはこう語ります。
「最初に悩んだのはどうすれば誰もが簡単に取り組める工程にできるかでした。現地で募集すると、日本とは違い買い手市場なので働きたい人はすぐ集まります。正直、そこに困ったことはないのですが、就労経験がない方が多い。だから工程を極力わかりやすく分けて、3人で1本を仕上げる流れにしました。粗削り、成形、仕上げ。
アラビア語が飛び交う工房で、みんな黙々と目の前の一本に向き合います。『強く言わない』『問題を起こしたくない』そんな彼らのソフトな気質は、ものづくりと相性がいいんですね。
頼んだ通りに、几帳面に続けてくれます。1回覚えると、次回から狂っていない。私にとってありがたい気質でした。」
「最初に技術の土台を作ってくれたのは、独学で腕を磨いたシリア人の名手でした。小さな工房で無給の見習いを出発点に、機械を自分の手先の延長のように使いこなす人。彼は第三国定住でイタリアへ渡るまでの間、現場の基礎を底上げしてくれました。
残すべき厚みや手に吸い付くような滑らかなカーブを教えてくれた人です。彼が練習用に削り出した試作品は、今も置いてあります。」
何千年と続くオリーブのある暮らし。実がならなくなった木を最後まで使い切るヨルダン発の循環デザイン
オリーブの国・ヨルダン。
畑では毎年の剪定で枝が生まれ、実をつけなくなった老木は伐られます。多くは薪行き。
彼女がそこに目をつけ、「もったいない」から始まったのがこの道具づくりでした。
現地で切り出されたオリーブ材を買い取り、自作の乾燥庫でひび割れを抑えつつ2週間ほどじっくりと水分を落とす。
木工の世界では半年〜1年の自然乾燥にこだわる人もいますが、現地の気候と材の状態に合わせて方法を選び、完全に割れた部分は潔く使いません。そんな合理性と丁寧さが、安定感につながっています。
言葉の壁より、伝えたい姿勢が大事。
工房では、アラビア語が共通言語です。
難民の人たちの多くがアラビア語圏から来ており、ヨルダンの人と自然に意思疎通ができるため、日々の作業はスムーズに回っていきます。
英語が必ずしも得意ではない人もいますが、「どうやったらもっと良くなるか」を共有する姿勢さえあれば大きな支障にはなりません。
ものづくりの基準を細かく決め、研磨の粒度を確かめ、仕上げの艶を皆で覗き込む。言語より、目と手で分かち合える基準が現場にはありました。
角が当たらない、焦げをはがしすぎない。日本の台所に合うベストな微差を求めて
日本の一般的なマンション等をはじめとしたキッチンの広さは海外よりひと回り小ぶり。
それなら道具も大きすぎない方がいい。
木ベラは鍋のカーブに沿う先端でソースをすくい、肩の丸みで炒め物を返すときに具材をつぶしにくく、柄の厚みは握ったときの安心感を最優先に決めました。
金属のカンカンという音がしないので夜の調理や、周囲で家族や子供が寝ている時も心地よいんです。
「立ち上げ時はいろんな機械を試しました。わずかなズレが厚みのムラになってしまう。そこで機械が粗く形を出すまで。最後は手の感覚で仕上げる。分業ラインでも些細な差を許さない、そんな基準をみんなで共有しています」
『木は清潔に保てるの?』『高温下の樹脂劣化』という現代の懸念。台所の小さなリスクを減らす選択
素材の話を少しだけ。
木は毎回洗浄・乾燥すれば、細菌の生存が抑えられるという研究が複数あります。例えば木製とプラスチック製のまな板の除染性を比較。木面内部への菌の侵入や乾燥時の失活が示唆され、木が衛生的に維持しうることが報告されています。
また、高温下でのプラスチックの微小粒子放出に関する研究も進んでいます。たとえばプラスチック製ティーバッグは、熱湯で使用した場合、マイクロ/ナノサイズの粒子が大量に放出され得ることが報告されています。
ティーバッグに限らず「樹脂×高温×摩耗」の組み合わせは、粒子発生の要因になり得る点は、台所道具全般にも知っておいて損のない知見です。
木ベラは高温下で軟化・削れが起きにくく、金属ほど鍋肌を傷めないという日常の安心にもつながります。
『ここなら大丈夫』と思えたから、住んで、つくった。砂漠の国ヨルダンは世間から見た「怖い」イメージと違い、治安も生活も安定している。
「ヨルダンは想像よりずっと暮らしやすいんです。インフラは安定していて、スーパーもカフェも外食にも困りません。外国人が集まる拠点にもなっているので、英語の通じる店が圧倒的に多い。
ニュースのイメージと違って、ここでの毎日は静かで、ものづくりの拠点として、安定感があります。
実は、難民の方々は「いつまでここにいられるのか」という将来の不安を常に抱えています。私たち日本人のようにいつまでも当たり前のように安心して同じ国に住んでいられるわけではない。
だからこそ、仕事のリズムを持てることが、心と生活の安定につながるんです。だからこそ、『仕事ではなるべく問題を起こしたくない』『言われた通りに丁寧にやる』という特色もあります。そんな謙虚に姿勢に、私はいつも学ばされています」
彼女もここ、ヨルダンに住むうちにすっかり生活に馴染むようになったと言います。
「映える」より「続く」を選ぶ。毎日の炒め物、ソース作りなど多種多様のキッチン用品。音が静かで鍋の寿命を延ばすための一本を
オリーブの木ベラは、大きめフライパンでの炒め物や鍋での調理に心地よく、鍋肌に沿わせる動作も得意です。ソースやカレーの鍋底をやさしくぬぐい、調味料を混ぜたり、静かに混ぜるときにも頼れます。
金属の硬さが苦手な方、プラスチックが溶けたりする恐れや、劣化が気になる方に、音も手触りも柔らかな日用品として寄り添います。
料理は一人じゃない。遠い砂漠の国から届く静かな手仕事が新しい日常をつくっていく
IN YOU MARKETの理念は、「すべての人にオーガニックな暮らしを。」
オリーブの木ベラは、農薬や肥料の話だけでは語れないオーガニックな姿勢を表しています。捨てられるはずの資源を買い取り、使い切る循環。
暮らしの安心と心地よさを優先した素材選び。
遠くの社会課題を自分ごととして手元の一本に変換する仕組み。
「良い道具を、長く、大切に」。そんな優しい選択は、台所の実用性を満たしながら、確かに世界と、つながっています。

おすすめの使い方とお手入れ(最小限のポイント)
使いはじめ・・・中性洗剤で軽く洗って乾かしてからお使いください。
ふだんの洗浄・・・使用後は早めに手洗いし、よく乾燥させてください。
避けたいこと・・・長時間のつけ置きや食洗機・乾燥機は木の反りや割れの原因になります。
ケア・・・乾燥が気になったら、食用の植物油(例:オリーブオイル)を薄くのばして整えてください。
※上記は木製調理道具の一般的なお手入れ方法です。実使用ではキッチン環境・水質・頻度により状態が異なります。
毎日の実用品としての理由:金属のように鍋を削らず、プラスチックのように高温で軟化しづらい。音も静かで、使うたびにストレスが減ります。
確かな作り・・・シリア出身の名手が残した基準と、難民の方々の几帳面な分業。自作の乾燥庫を駆使した丁寧さを感じます。
社会への小さな投票・・・剪定材の買い取り活用で資源を循環させ、働き口の少ない人たちに安定した就労のリズムを届けることが可能です。
もしあなたが、フライパンや鍋にやさしく、長く付き合える一本を探しているなら。このオリーブの木ベラは、毎日の台所になじみ、静かな安心と手仕事の温度を連れてきてくれるはずです。

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