食の多様性が行き交う中、新たな命を吹き込まれた”全く新しい和菓子”が誕生しました。

原料は、IN YOU MARKET仕様。

つまり、全てオーガニック、または農薬、化学肥料は一切不使用の素材だけで作られていて、食べる人々に驚きと感動を与え、”次世代に伝えたいヘルシーな和の魅力”を蘇らせます。

それが「100%オーガニック素材のグルテンフリーヴィーガンどら焼き」です。

創業300余年の歴史を誇る和菓子屋の16代目当主である竹口氏とタッグを組み、昔ながらの伝統の味を守りつつ、完全オーガニックかつグルテンフリーという、今までにない新しい次世代のどら焼き作りに挑みます。

”手触り感のある仕事”を求め、和菓子という未知の分野への挑戦。

プロデューサーの山本さんは、元々デジタル業界で色々な会社の支援を行っていました。

しかし、そんなインターネットを駆使した時代最先端の業界に身を置くうち、次第に今度は「もっと手触り感のあること」をやりたいという想いが強くなります。

そこで、元から興味の強かった食の分野に挑戦しようと思ったのだそう。

「食は人々の生活に密に関わっていますし、直接的に喜びを提供できるものだと思うのです。」と話す彼は、数ある食の選択肢の中から、”和菓子の可能性”を見出しました。

そんな時に出会ったのが、創業300年の老舗和菓子屋さん。

16代目当主として、伝統を守りつつも新しい挑戦を続ける職人との出会いが今回の奇跡的なプロジェクトを生んだのです。

和菓子を世界に広めたいと思った背景の１つに、伝統工芸や和食の文化が海外で高く評価されていることがありました。

ただ、悲しいことに、近年洋菓子の方が主流になりつつある日本人の中で、和菓子自体、次第に食べる人口が減りつつあります。

山本さんは「どうすればもっとたくさんの人に和菓子を手に取ってもらえるか。」という課題に向き合ってきました。

そこで、和菓子を通じた「グローバルも視野に入れた商品作り」が、キーとなったのです。

すべての子どもに届くどら焼きの夢。アレルギーや食制限を超えて

海外にも受け入れられる製品を目指すと同時に、「これは、子どもたちでも安心して食べられるどら焼きなんです」と彼は語ります。

元々子どもでも食べられることをコンセプトにしようと無添加で色々なお菓子作りに挑戦してきました。

実際、あるアレルギーのあるお子さんが「ドラえもんを見てどら焼きを食べたかったけれど、アレルギーのせいで、食べられなかった。」というエピソードがあります。

そんな時、このどら焼きに出会い、安心して食べられるということで、ついにその夢が叶ったのだそう。

今までどら焼きの味を知らなかった、アレルギー持ちのお子さんが安心して食べることができたという喜びの報告を受けた時、山本さんは「和菓子を通じて、多くの人々に喜びを届けられる」と改めてやりがいを実感したそうです。

また、ある時には、病気のため食事制限がある方や、特定の食材を避けなければならない方々からも「このどら焼きなら家族も食べられました。本当にありがとうございます。」という感謝の声が寄せられたと言います。

世界を視野に入れた100%オーガニック素材のグルテンフリーヴィーガンどら焼きができるまで。

世界には色々な理由で食事制限をしている人たちがいます。

アレルギーのみならず宗教的な制限がある人でも、安心して楽しめるようヴィーガンやグルテンフリーのコンセプトを取り入れているのが、こちらのどら焼きの大きな強み。

山本さん自身も、和菓子が持つ伝統的な魅力を海外に広めたいと考えており、

「どら焼き」が海外の人々にも愛されることを確信しています。

”食の制限があっても誰もが、安心して美味しく楽しめる商品作り”を目指し、どら焼きの開発にはこれまで長い時間をかけてきました。

「卵や小麦を使わないことは非常に難しかったんです。」と彼は語ります。

それでも諦めずに挑戦を続け、職人とともに試行錯誤を重ねた結果、オーガニック、ヴィーガン、そしてグルテンフリーという夢のような要素が兼ね備えられた、どら焼きが完成しました。

偶然が生んだ奇跡の味！フルオーガニックどら焼きの挑戦とは？

IN YOU MARKETに出すにあたっては、オーガニック志向のユーザーに向け、”無添加”というグレード以上の厳しいクオリティが求められます。

挑戦したことのない、”フルオーガニック”に切り替えたことで、いくつかの課題と気づきがあったと言います。

中でも、無農薬の大豆粉が入手困難だったことが壁となり、その代わりとなる素材選びに苦戦したそう。

その結果、代わりにオーガニックのきな粉を使うことを決断。

逆にこれまでにない斬新なチョイスが和菓子特有の風味を際立たせ、深みのある香ばしい味わいを作り出したのです。

偶然が積み重なった末のレシピが、結果的に一層和菓子らしい仕上がりに繋がり、印象深い味わいとなりました。

IN YOU MARKETスタッフが数名、試食させていただいたところ感動の声が。

第一声は「美味しい！これは、きな粉....！？」の声。

そう、食べた瞬間からきな粉の香ばしさを感じる、”きな粉ファン”には最高の作りになっています。

かくいう筆者である私も、実は小さな頃から大のきな粉ファン。

きな粉をお湯でとかして、まるでピーナッツバターのようにしたペーストをパンに塗って食べていました。

日本人ならわらび餅や団子でも馴染みのある、懐かしのきな粉をアクセントとして、これまでにありそうでなかった”柔らかい生地”を実現しています。

「あんこや皮の味には元々、和菓子職人の腕があるのでかなり、自信があります。ただ、当時は、卵を使わずに作ることが非常に難しかったです。」と、当時を振り返ります。

職人も苦戦し、何度も作り直しが続き、試行錯誤の末、念願の商品化に至りました。

フルオーガニックへの挑戦は、これまで誰も挑戦したことのないことばかりで困難でしたが、その分新しい味を見出せたのです。

もちろん今でも商品開発のアップデートには甘んじることなく、細かい改良を続けながら、常に最高の品質を追求しています。

100%オーガニック素材のグルテンフリーヴィーガンどら焼きは、和菓子ならではの伝統を守り抜くだけでなく、現代の健康志向、アレルギー、食の好み、宗教などあらゆる方面を配慮した、最先端で、イノベーティブな製品だと言えるでしょう。

万国を問わず子供から大人まで安心して楽しむことができるのが最大の魅力ではないでしょうか。

社会的意義と環境への配慮

彼らは、どら焼き作りにおいて、ヘルシーで美味しいだけでなく社会的意義や環境への影響も大切にしています。

例えば、どら焼きのパッケージに使っている菓子箱の売り上げの一部は、木の植え替えに使うなど、持続可能な社会を目指した取り組みを行っています。

「日本の職人さんや、クラフト系のモノづくりに対してのリスペクトは、どちらかというと、海外の方々の方が強いんじゃないかと感じています。」と山本さんは語ります。

だからこそ、国内では忘れられがちな職人の技や和菓子の価値に再度注目してもらいたいという想いが、カラダに優しい和菓子製品作りを続けるモチベーションの１つとなっています。

小売店に並ぶ、大量生産製品に対するスタンス

あえて大手とは戦わない"こだわり"の選択。

コンビニやスーパーで安価に売られているお菓子との比較について聞いてみました。

添加物を含む安価な製品が圧倒的大規模で流通している現状に対し、「私たちの製品は、食に制限のある方や、こだわりのある人が手に取ってくれるものであり、大手企業と戦うつもりは全くありません。」と語ります。

市販の一般的な商品とは異なり、100%オーガニック素材のグルテンフリーヴィーガンどら焼きはフルオーガニックの素材を使っており、もちろん遺伝子組み換えや、化学的な素材は一切無添加で作られています。

この弛まぬこだわりこそが、他のお菓子と一線を画すポイントです。

「大手企業が作るお菓子と比較すると、値段においては我々は絶対勝てませんが、だからこそマス向けではなく、こだわり抜いたものを作っています。あえて戦わない戦略なんです。素材のこだわりや味についてはもちろん、自信があります。食に対してこだわりを持つ人に、ぜひ手に取ってほしいです。」

「本当は美味しいものを食べたい。けれども、食事制限の問題で諦めていた。」そんな人でももう一度、食べられるかもしれない・・。

そんな可能性が込められたどら焼きは、まさにIN YOU MARKETのユーザーが待ち望んでいた夢のような商品なのではないでしょうか。

未来へ向けたチャレンジ

100%オーガニック素材のグルテンフリーヴィーガンどら焼きは、未来と世界へ向けたチャレンジの証でもあります。

「手に取った人が喜んでくれることが、一番のやりがいですね。」と語る山本さんは、これからも美味しくてヘルシーで安全な和菓子の可能性を広げ、世界中の人々に日本の伝統の味を届けるべく、挑戦を続けていきます。

筆者も改めてこのどら焼きを手に取りました。

優しい甘さ、昔懐かしい味、きな粉も絶妙に感じられる生地のふわふわした食感..。

そして、何よりも素晴らしいオーガニック食材だけで作られたという”この上ない安心感”と”クリーンさ”。

驚いたのは、素材のシンプルさからは想像できないほど丁寧に作られたことが感じられる上品な味わい。

口の中で広がる幸せな和菓子の味わいを噛み締め、「今、ここにいるありがたみ」を、再確認できるひとときとなりました。

間違いなくこのどら焼きは市販に溢れかえるスイーツとは一線を画す、心と体を満たす一級品です。